禅の心


夕焼けの鳥海山

 帰り道。夕闇が迫っている。鳥海山のシルエットが夕焼けの中に浮かんでいる。そして、時計台の横にはまもなく満月になる月が浮かんでいた。

 我が職場のK君のカメラとボクのカメラとでこの月を撮影比べをしてみた。彼のカメラはi-phone4の内蔵カメラである。このi-phone4の内蔵カメラはあなどれない。夕方の周囲が暗くなりつつある時間帯の月と時計台をくっきりと撮影できていた。ボクの下手なデジカメはピンぼけ。携帯電話のカメラは高性能だなぁと思った。

 今日は放射冷却現象のために気温は5℃を切ってしまった。とても寒かった。こんな日は日中が暖かい。そのまま夕焼けになった。

   五年生雑誌発売寒き朝自転車こいで奥山商店


座禅

 禅。夢幻を見つめ無限を感じ無間にひたる。そんな座禅会があった。生徒諸君100人が約30分間壁を向いて無心で座る。おそらく「無心」なんてことはない。常に何かを考え続けているだろう。しかし秋のやわらかな日差しが窓から差し込み静寂を包み込んでいる。

 座禅では今は亡き高校の同級生棟方君を思い出す。大曲の古刹大川寺の住職だった。
 以前、野球部の顧問をしていた頃に彼に頼み込んで座禅をしたことがある。それも毎年の行事になった。そうなった時に正月の練習初めの頃になると彼から電話がかかってきた。
「今年も座禅をやりませんか」
ありがたいことですぐにお願いする。
座禅の後で、お供えの餅で雑煮を作ってくれ部員に食べさせてくれた。そして、法話をしてくれ元気づけてくれるのだった。

 その彼も数年前にガンで亡くなった。残念だ。

 そんなことを思いながら今日の座禅会を見ていた。おそらく高校生諸君にとっては30分間ジーッとしているのは永遠を見てるような感じだったろう。いつ終わるんだろう。時間はこんなに長いのかと自問自答していたかもしれない。

 このような30分と言えども「永遠」の時間を経験できることをしあわせだなぁと思える人間でありたい。



朝日新聞のスポーツ欄(2010.10.19付)に『綱渡りのゲーム記憶に刻む』と題してのコラムがあった。この中の言葉が印象的だった。プロ野球のポストシーズンについて書いたものである。しかし、野球の醍醐味を良くあらわしている言葉である。
『タイトロープ(綱渡りのロープ)の上を歩くようなゲームはスポーツの持つ最大の魅力だ』
負けられない。落ちることができない。高校野球の夏の大会はどこのチームもこんな感じで戦っている。
だから教育的にも意義があると思う。そして、何が大切なのかを知らせてくれる。簡単に政治家が甲子園で勝つために対策を練るなんて言っちゃいけないのだ。と思う。詳しくは明日にでも書きます。
と、言うわけで本日も日本酒を少々嗜んでブログを終了します。

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