猫の表紙は岩合光昭だった


夏の忘れ物

 雨である。秋季軟式野球大会決勝は順延になったらしい。そんな季節になってしまった。ここ数日は鼻がグスグス喉がガラガラでイマイチ調子が出ない。それでも野球場に行っているのだから言い訳はできないのだが・・・。

 春から植えているイタリアトマトもほとんど枯れている。プランターを片付けなくちゃあと思い近寄ったら根元の所にトマト1個。真っ赤に熟している。触ってみるとみずみずしい。なんと生命力の強い植物だろう。丁寧にもぎとった。
 夏の忘れ物だ。冷やして薄くスライス。そして、軽く塩をしてあの暴力的に暑かった夏を思い出しながら食べることにしよう。

  秋の日に真っ赤なトマト一個ありその滴りは熱き夏の日


シンラ

 先日から時間があれば古い雑誌の処理をしている。新潮社が発行していた森羅万象について考えようという「シンラ SINRA」という雑誌があった。2000年7月号で廃刊になっている。ボクの記憶が間違いなければ創刊号から購入していたはずなのだが、家中のあちこちに散逸している。
 それでも、あまりの冊子の多さと分厚さでどうしようもないので電子ブックにしようと一念発起しているのだ。
 シンラの背表紙を何気なく切り落としながら表の表紙を見て「あること」に気づいた。それは表紙の写真に猫の絵がとても多いことである。そして、アッと思った。

「この写真はもしかしたら岩合光昭の写真では」

 切り落とし作業を途中でストップして中味を確認したらビンゴ。岩合光昭の写真だった。ある冊子には岩合光昭の猫特集まである。
 ヘーッと思いながらしばしシンラをパラパラと見直した。彼はこの頃から野生の写真ばかりではなく身近の猫に愛情を注いでいたんだなぁと気づく。

 ネットのOKWaveという質問コーナー2001年の記事に次のような内容の書き込みがあった。

「この雑誌(シンラ)の犬/猫特集(だけ)は購入していて、次はいつ出るのか待っていたのですが・・・。特に写真が美しいし、動物の表情に癒されていたので、休刊=廃刊となってしまったのは残念です」

 この雑誌を床に積みあげていたら、こんな出会いは一生なかったかもしれない。そんな素敵なことに遭遇したような気がした。雑誌の切りさきジャック状態になっていたボクの心に少し余裕が生まれた。そして、これらの雑誌を電子書籍にする意味もありそうな気がしてきた。



最初に書いたようにイマイチ体調が良くない。「はやめのパブロン」でしょうが薬は嫌いで・・・。これにて本日のブログは終了。

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