日和(ひより)上げ


ねむの花

 最近,道路を走っていると川岸に突然ピンクのほんわりとした花が咲き始めた。むねの花だ。芭蕉の「奥の細道」に「象潟や雨に西施が合歓の花」がある。むねの花を絶世の美女と比較して良いなぁと思ったのだろう。
 {ねむ」という響き通りボーッとして眠たげな花でもある。車を駐めて雨を通して1枚撮影してみた。なおさらボーッとしている。晴れたらもっとかっこいいのかもしれないけれど・・・。


ワールドカップが終わって

 スペインの優勝で幕を閉じた。ボクとしては試合を見たのは日本戦だけだった。しかし,新聞などの記事は興味深く読んだ。中でも朝日新聞に掲載された「オシムの目」はおもしろいなぁと感じた。
 朝日新聞2010.7.9付と7.13付に優勝したスペインについて次のように書いている。

『スペインにも,(決勝に進出して)素直におめでとうとはいう気にはならない。(中略)この日(準決勝)も,個人でボールを運ぼうとして,失う場面があまりにも多かった。決して他人に渡さないピリャのプレーはもう慣れっこだが,初先発のペドロも,所属するパルセロナとは全く違う個人プレーで失敗をくり返した。ヒーローになりたかったのだろうが,味方が苦労して前線まで運んだボールを,みなドイツにプレゼントしていては,チャンスはつくれない。 2010.7.9付』

『(決勝の時の)スペインの攻撃は相変わらず,自己本位なドリブルやシュートが目立った。チームとして機能しない個人技は,ただのエゴイズムでしかない。 20107.13付』

 こうやって読んでみるとオシム氏は「自己犠牲に富んだ積極的なプレイ」をめざしているように思える。同じことを野村克也氏も話している。サッカーばかりではなく野球も含めて球技の団体競技ではこの精神がとても大切な要素になっていることがわかる。

 明日から高校野球夏の大会が始まる。直接観戦できる機会はそれほどないかもしれない。しかし,今回は「自己犠牲」の観点から改めて試合を観たい。もっとも試合にのめり込んでそれどころでないかもしれないけれど・・・。


明日天気になーーれ

 それにしても今朝からズーッと雨。何とか雨よあがってくれと祈っている。これからビールでも飲んで一人で「天気祭」でもやろうかな。
 今は亡き大先輩であり大好きだった小林丞先生と言う方がいた。高校野球の運営を何年か一緒にやり,高校野球の「なんたるか」を教えていただいた。彼は大会前日にボクらを誘って言う。

「さぁ,日和(ひより)上げをやるぞ!」

つまり,明日の天気を祈って一杯やろうゼということだった。「日和上げ」は県北地区の言葉だったと思う。一度も雨にたたられたことがなかったと記憶している。ただし,開会式の時ですけどね。小林先生は教職を退職して2~3年で急逝された。もっと色々な話をしたかった。もっと一緒に酒を飲みたかった。

 明日天気になーーれですね。

  ラジオから梅雨前線北上ちゅう野球始まる明日天気に



【本日のワイルド・メモ】アオサギ・カワラヒワ・キジバト・カラス 本日はこんなものでした



明日の晴れを祈って今晩はビールを軽く一杯。日和上げ。これにてブログは終了。

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