誤審は美談じゃないけどなぁ


久しぶりの夕焼け空

 午後7時過ぎ。職場から出ようとしたら西の空が真っ赤に焼けている。久しぶりの夕焼けである。

  夕焼けに明日の晴れを予測して飛行機雲と帰りを急ぐ


誤審を美談にしたくない

 今朝(2010.6.8付)の朝日新聞天声人語欄にジャッジについて興味深い内容が掲載された。

 先日、メジャーリーグで史上21回目となる完全試合を成し遂げたはずの投手がいた。ガララーガ投手である。
 彼はその試合で27人目つまり最後の打者を一・二塁間のゴロに打ち取った。一塁手がゴロをさばいて一塁のベースカバーに入った投手ガララーガにトス。タイミングは完全にアウト。完全試合達成と思った瞬間。ファースト塁審は「セーフ!」のコール。完全試合は幻になってしまった。その場面は後でビデオで見ても50センチも前でアウトになっていたとのこと。しかし、判定は覆らないのだ。

 次の日に審判は誤審であったことを認め謝罪をした。ガララーガ投手は審判をかばって「完全な人間はいない」と話した。そして次の日に球場でさめざめと泣く審判の肩を抱いて握手を交わしたとのこと。「審判も間違えることを前提に」ゲームが成り立っているのを分かっているのだろうと天声人語氏は書いている。
 そして、誤審にまつわる話が続く。大鵬の連勝が45で止まった一番も世紀の誤審と言われたが大鵬は「物言いのつくような相撲をとった横綱が悪い」と言ったそうだ。さらにローマ五輪で体操の池田敬子さんは抜群の演技だったが得点は低く会場が騒然となるほどだったらしい。彼女は悔しさを封じて「お尻がもう少し上についていたらね」とさらりと語った。鍛え抜いた身体に人となりが輝きを与えるスポーツの輝きを湛えている。このように天声人語は結んでいる。

 とても良い話だ。こうあるべきだと思う。

 しかし、ここで俗人であるボクは考えたい。たとえば高校生のスポーツの場合はどうだろう。誤審があったならば大きな問題はある。間違ってはいけないからだ。
 まぁ、「審判がストライクと言えばストライクですから」と言うような話が秋田県ではあるくらいだから「それはちょっとなぁ」である。。

 高校野球夏の大会も近づいている。どうかホームタウンデシジョン(つまり意図的な誤審)のような判定だけはしてもらいたくない。

 ある友人がしみじみと話したことを思い出す。秋田県大会で勝ち進むにつれて「変な風が吹いてくる」と。
 そして、かつてベテラン監督の言った言葉も意味深だ。
「決勝で勝つには1-0で負けていて最終回に逆転で2ランホームランをたたき込むしかない」

 スポーツの輝きの話から少々「生臭い」話になってしまった。スポーツには誤審が前提としてつきものとは言え、高校野球や高校のスポーツでは誤審の無いことを祈りたいものだ。それでこそ高校スポーツは輝くと考えたい。


アジサイの原型かも

 曇り空に向かって白く輝くガクアジサイの花が咲いている。通勤時に見るこの木は大きい。ボクの知っているアジサイの木はほとんどがこんもりと小さな盛り上がりを見せている。
 一週間ほど前から白い花がついてきた。次第に大きくなった。もう少し時間が経過してから近くで1枚写真を撮ってみたい。


【今日のワイルド・メモ】アオサギ・ヒヨドリ・すごく良い声で鳴く鳥(種類不明)・ツバメ・ウグイス・トビ・カラス・ハクセキレイ・スズメ・カルガモ


今日は大館市で30.4℃とかで本日の日本一高い気温を記録したらしい。数日前には佐野市で日本一の高温記録したのだが・・・。暑かったですね。これにて本日のブログは終了。

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