日本人はコメを食べよう!!


恩師卒寿の祝いで

 今日は盛岡。大学の恩師である吉田稔先生が卒寿を迎えられる。吉田先生の土壌学研究室を卒業した有志が集まりお祝いの会を開催したのであります。
 
 今日の会に『90歳のつぶやき』という4ページの通信プリントを参加の皆さんに作って配布してくださった。
 内容は,吉田先生の近況・地形と土壌(空中写真の利用)・日本のコメ・日本人はコメを食べよう!!の4部構成になっている。先生がこの中に書いておられる
「ささやかな学と教養に従って良い生活を心がけています」の言葉がしみじみと伝わってきます。

 先生が「日本人はコメを食べましょう」とご挨拶のなかで話してくださった。
 そこで、このプリントにある「日本人はコメを食べよう!!」をブログに掲載しても良いですか?とお尋ねしたら「OK」の返事をいただいた。そこで引用させていただきます。


『日本人はコメを食べよう!!

 私が小学生のころ、日本の人口は6千万だった。人口グラフから見ると、昭和初めに6千万だった人口が7千万になったのは昭和8年ごろである。当時は朝鮮・台湾を含むから、これを除くと昭和8年の内地(現在の日本領土)の人口は5千万未満だったと思う。現在の総人口は1億2千万余で当時の2.5倍くらいにあたる。
 人口の変動は一国だけでなく地球規模で社会経済や自然環境や生態系のバランスを崩す要因ともなる。人口に関連する問題は今世紀の人類が直面する重要課題となっているだろう。現在の地球の総人口は68億、昭和初期には20億だったから3.4倍。
 わが国として重大な心配の一つは食糧問題。そのことには政府も言及する。いわくわが国の食糧自給率はカロリーベースで何%しかないと。一流国でこんな食糧自給率のところはないと・・・・。
 わが国はコメ余りとか減反とか言っている時ではないのだ。コメを栽培しコメを食べるべきだ。日本は平坦地が少なく狭い。国民の生活・文化レベルは高度だから人件費も高い。国産コメは外国コメより高価になるだろう。国産コメの消費を伸ばすためには、政治力と良識とが必要だ。
 それでもコメの完全自給率は難しい。化学肥料が自給できない。P(リン)K(カリウム)は資源が無い。N(チッ素)は原料が大気だから無尽蔵だが、肥料製造に要するエネルギーの自給は難しい。農作業用のガソリンなども自給は難しい。コメを食べるのも難しいのだと知るべきだ。(ヒトの生産する自給肥料は無限の究極の肥料です)
 農業は一次産業。すなわち基本産業です。これに従事する人は人類の基本を支える人です。人類の貴族です。国の貴族階級には問題が多いが、人類の貴族は食の貴族です。宮沢賢治は真の貴族を目指したのだろうが、思慮が不足したために健康も生活も維持できなかった。生き抜くためには英知が必要だ。』


 農業問題を鋭くとらえているなぁ。いずれにしても日本人は主食であるコメを食べるべきである。もちろん日本酒の消費もですが・・・。
 今、自民党政府は減反をやめて飼料米の生産にシフトしようとしている。飼料米には補助金を出すが人の食べるコメには知らんふりをしようとしている。彼らが公約としたTPPの聖域を放棄するために姑息な手段を弄しようとしているように見える。
 政府は吉田先生が言う「日本人はコメを食べよう!!」のスローガンを出すべきなのだ。
 「いわゆる貴族階級」にチクリと皮肉を言って農業に従事する人たちにリスペクトしておられる。いいですねぇ。

 ボクも90まで生きられるのかなぁ。そのためには「ささやかな学と教養に従って良い生活を心がける」ことと「総合的な生活力をつける」ことだなぁと思ったのであります。吉田先生の日々の総合的な生活力とは90歳になっても「自分で食料品を買い物に行ける」「自分の料理ができる」「家のなかを片付けることができる」の実践です。ボクにとってはこれらのことが一番難しいなぁ。でも、吉田先生を目指して生きてゆきたい。.
 とても素敵な会でした。企画してくださった方たちに感謝感謝です。




写真は盛岡駅で「スーパーこまち」と「すーぱーはやぶさ」のE6系の車体が合体する様子。
これにて本日のブログは終了です。

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