ハタハタ売りの頃


幻のハタハタ売り場

 今日は朝方曇り空。昼前から雨が降り始めた。予報では暴風雪警報が出されている。

 昨日のブログに角館の入り口にあるハタハタ売り場のことを書いた。写真なしで書いたので「まずいなぁ」と思っていた。撮影しておくべきだと考え、いつもの通勤ルートを変えて105号線を経由して職場に向かった。
 ちょうどよくハタハタ臨時売り場の前で赤信号になった。これ幸いと助手席側の窓を開けてシャッターを押した。曇り空も少し写っているので本日の空もこの1枚で代用することにした。

 本日は御用納め。午後から休暇をもらい帰途は大曲経由で帰ることにした。すると何と言うことでしょう。今朝、確かにあったハタハタ臨時売り場は影も形もない。ただ空き地が広がっているだけ。数時間前には確かにあったのに・・・。あれは幻のハタハタ売り場だったのだ。と、・・・
 朝にたまたま信号でとめられて1枚撮影したのがラッキーだった。

 昔の想い出を少々。男鹿の北浦でハタハタが水揚げされてから何日か経過する。おそらくその頃になると浜では獲れすぎて値崩れが起き安売りをしたのだろう。目端の利く業者はそのハタハタを買いたたく。そして、トラックにハタハタの木箱を満載してスピーカーを鳴らして南外の山奥まで売りにやってきた。

「ハダハダーーーハダハダー!!」
「ブリッこエッペ(たくさん)入ったハダハダー!!」

 まぁ、今で言えば物干し竿売りや古新聞回収業のような感じですね。するとアバ(母さん)達はハタハタを買いに出る。一匹や二匹ではない。箱買いをするのだ。
 焼いたり煮たりして食べるのはもちろん。保存食として各家庭自慢のハタハタの飯寿司を作る。さらには味噌漬けにする。
 ボクは子どもの頃にハタハタの寿司を美味いとは思わなかった。酒を飲むようになってから味覚が変わったようで今なら大好物だ。そして、味噌漬けにしたハタハタは水分が抜けて魚体はひとまわり小さくなってしまう。「しょ(塩)っぷりハタハタ」と言った。本当にしょっぱかった。でも、骨ごと食べられて妙に美味かった。冬場の山里の貴重な魚であった。

 このハタハタ売りのマネをしてギターで「ハタハタ音頭」を勝手に作り酔っ払った時にがなり立てていた。ハタハタ売りを知っている人たちがいると結構盛り上がった。
「♪ハダハダー!!」
と、やると
「一箱なんぼだ」
「♪500円!」
「タゲー(高価だ)!」
「♪へば300円」
「ンダバ買った
「♪ありがどさん」
こんな掛け合いができた。古い話ですけどね。

 ハタハタ売りの声は冬の風物詩でもあった。一瞬で消えた角館の幻のハタハタ臨時売り場を見ながら昔を思い出していた。

  ハタハタを一箱買って保存食作るアバだち誇りに満ちて


夜になって天候は何となく荒れ模様になってきた。今日はこれにてブログ終了。


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