地域との交流会


女子高生とお年寄り

 まったく何が起きるかわからない。この仕事に携わって「ン十年」である。それだけ長い勤めの中で初めてのイベントだった。すごいなぁと思った。
 それは「地域との交流会」とよばれるイベントである。勤務先の周辺の社会福祉法人や老人ホームそして近所のお年寄りつまり老人(ジッチャ・バッチャ)が約80名ほど集うのだ。
 そして子どもたちが一人一人のジッチャ・バッチャにマンツーマンで付き添う。体育館では踊り・民謡・吹奏楽・合唱・演劇などがおこなわれる。つまり、演芸会である。それを皆で楽しもうという趣向である。

 集まったお年寄りたちは生き生きと目をかがやかせて楽しんでいる。笑い声が起きる。手拍子が出る。孫と同年代(いや、もっと若いかもしれない)の子どもたちと話をしたりトイレの案内をしてもらったりしている。

 子どもたちの普段は見ることのできない素敵な笑顔もたくさんあった。何よりも和やかな雰囲気がとても良かった。

 ところで写真の説明を少々。
 一番上はミニ生け花。フィルムケースをカラーのテープで飾り中にオアシスとよばれる水をたっぷり含んだスポンジ状のものを入れる。そのオアシスに花を生けるのである。小さいながら奥深い生け花を感じさせてくれる。フィルムケースは不要なCDに貼り付けて安定させる。このミニ生け花は参加の方たちに持ち帰ってもらった。実はボクも一つ欲しかったんです。だが残念ながら、もらえる年代には達していなかった。ウーム。
 2枚目の写真は生徒諸君が参加のお年寄りたちにいろいろな質問をしている交流の場面である。笑顔が良いですねぇ。
 3枚目は「茶の湯」である。裏千家だったかな?の指導を受けて、子どもたちがお茶の接待をしている場面である。
 そして最後の写真はインターアクト部が披露した手踊り。さすが伝統の町角館。手踊りの姿がとても良い。指の先端まで神経が行き届きヒラリヒラリと動く様は幽玄の世界へと誘ってくれる。なかなかのものですゼ。

 こうやって半日、高校生と老人との交流がおこなわれた。企画運営するのは大変だろうが10年間続いているとのこと。とても良い催しだった。そうそう、帰りにあるジッチャの話を聞いていたら
「オレよー百になったものなぁ」
しっかりとした足取りで帰っていった。すごいぞ。

    若者と年寄りつなぐ笑顔の輪
        命きらめく手踊りの指



今日は9月の三十日(みそか)。これにて半年の契約満了。明日からまた新たな契約になる。気持ちも新たに再出発しよう。と、言ってもまったく同じですけどね。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了。さぁ、ビールでも。

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