カラス貝
夕焼けの空に
夕方、午後五時には真っ暗になってしまう。南西の空には三日月とその左側にギンギンギラギラ宵の明星が輝いていた。
三日月の左部分には地球照がうっすらと見える。これからは、こんなにきれいな夕方の景色を見ることは珍しいことになるだろうなぁ。
いい人を演じたような一日をそっと慰める宵の明星
ビロードのような手触り感
「もしもし、空いてる水槽あるが?」
突然の電話。
「特に空いてる水槽はネーどもカジカ(ヨシノボリ?)の入っている水槽はある」
「それなばエーがもしれねな」
「なしたなだ?」
「カラス貝捕れたから持って行く」
「エーッ」
先日、中学校の同級生SHUN君からだった。
と、言うことで彼はカラスガイ二匹(かな?2個かもしれない)を運んできてくれた。
長い方が15センチ、短い方が7センチほどで手の平に持つと秋田弁で言えば「テチッ」とした重さである。
そして、表面がなんとなくビロードっぽい肌さわりであるのが心地よい。それだけ長生きしているカラス貝なのかもしれない。
今、それが2個水槽の中に入っている。毎朝、見ているのだが朝方になれば白い舌のような筋肉を出して砂を噛んでいるようである。今のところ元気の様子。
SHUN君はこのカラス貝をエビっこ(スジエビ?)を獲っている場所で採集したとのこと。最近、食品の不当表示が相次いでいる有名なエビではなく川や沼で獲れるスジエビ。塩蒸しして食べると殻はすこし固いがビールにあう。美味いのである。
以前、このエビもSHUN君にもらって飼ったことがあるがPHの調整が難しいらしく長生きさせることができなかった。
それはともかくかく、それだけ南外村には自然が帰ってきたのかもしれない。と、言ってもSHUN君は獲れた場所を教えてくれない。もし、明かしたら乱獲されるかもしれないからなぁ。とても良い判断だろう。
しばらく水槽の上からカラスガイの様子をうかがうことになるだろうなぁ。
今朝(2013.11.6付)の朝日新聞秋田版にむのたけじさんの話が掲載された。特定秘密保護法についての意見である。近いうちにまとめて書きたいと思っている。この法案が通ったら世の中は「見ざる言わざる聞かざる」と言うか「見えず、言えず、聞こえず+アルファー」の大変な日本になることは間違いない。さすがの物言わぬマスコミも少しずつ騒ぎ始めたようだ。一番、被害を受けるのがマスコミやメディアと呼ばれる人たちだからである。
そして、世論調査などでは国民の大半が反対している法案でもあるようだ。絶対に通させてはいけない近年まれに見る悪法である。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。