「意志の力」は危ない道へ


とぼけた顔に見えませんか

 フフフフフ、人を食ったような顔をしています。先日、終わったハロウィンのカボチャのようなお面よりも何だかリアルでとぼけているのがいいなぁ。
 ザクロです。中には真っ赤な実がたくさんあって口に頬張ると酸っぱさの中にちょっと甘みが入った味が広がる。ただ、種が邪魔になるがアケビの種を思い出してプッと吹き出す。これが妙に爽快である。そして、口の中には若干の渋みが残った。


  パックリと真っ赤な色した口を開け石榴よお前は何を食ったの?



「意志の力」の怖さ

 先日、盛岡の友人から岩手日報2013.10.28の切り抜きが届いた。
 それは『現論 首相所信表明の独善 「意志の力」戦時連想』というコラムで文芸評論家の斎藤美奈子さんが書いたものであった。その昔、斎藤美奈子さんの『妊娠小説』という1冊を買ったが途中で読むのをやめた記憶がある。
 それはともかくとして、このコラムはとても読みやすく「なるほどなぁ」と納得のできる内容であった。少しまとめておきたい。

『10月15日に開催された臨時国会の所信表明演説で安倍首相は「意志の力」を4回使った。その意味は「強い日本を目指せ」というメッセージにこめられていた。
 一つ目のメッセージは明治人たちの「意志の力」に学び、前に進んでゆくしかない。要はその「意志」があるかないか。「強い日本」をつくるのは、他の誰でもない私たち自身である。
 二つ目のメッセージは「今の日本が直面している数々の課題」も「意志の力」さえあれば、必ず乗り越えることができる。私は確信している。

 この所信表明に対して各地方紙の社説の見出しが「独りよがりが目に余る」「精神論だけでは打開しない」「避けた論点が多すぎる」と、その通りのまっとうすぎる批判であった。
 私はこの所信表明に抱腹絶倒し「沢蟹まけると意志の力」という小説を思い出した。この小説の主人公沢蟹まけるは「意志の力」で卵の中にいる間に人間の姿になった蟹の子だ。と、いう設定。こんな奇想天外な設定ではじまるナンセンス小説は全編「意志の力」を解説し、批評し、揶揄しまくった書である。

 例えば第2次大戦中。合衆国陸軍の大尉が軍曹に向かって叫んだ。
「全速前進、砲撃を速力で振り切る」
「しかし、大尉」と軍曹。
「それでは敵の目の前を横切ることになります」
「7秒で敵前方を突破する」
「間に合うでしょうか」
「間に合う、意志の力によって間に合わせるのだ」

 同じく第2次大戦中。連合軍がドイツ軍占領下のオランダに降下を試みた作戦で大佐が命じた。
「降下地点に達したので、作戦どおり降下を開始する」
「しかし」と大尉
「我々はパラシュートを支給されていませんが」
「今回の降下ではパラシュートは使用しない」
「不可能です」
「そんなことはない意志の力で不可能を可能にするのだ」

 このように戦時下においては意志の力に対する要請が大きい。これは戦闘という行為が日常性から逸脱し、同時に非手続き的であることによる。「意志の力」は理不尽な命令の代名詞と、「沢蟹まける・・・」の作者はいう。

 「意志の力」を好んで使った独裁者ヒトラー自身が『続・わが闘争』で言っている。
「兵器は錆び、隊形は時代遅れになる。だが意志だけはこの両者を何度でも復活させることができる」
 戦時下の政府のパロディーみたいな安倍政権。麻生太郎財務相が言う「ナチスの手口」は政権の「意志」なのかもしれない。

 安倍首相は「意志の力」で特定秘密保護法案、集団的自衛権の行使踏み切り、TPP推進、そして改憲を成し遂げるつもりなのだろう。
 東京五輪を勝ち取ったのも、東京電力福島第一原発の事故で出た汚染水もすべて「意志の力」でコントロールできると信じているにちがいない。
 「意志の力」の日本的な表現が「進め一億火の玉だ」であり「欲しがりません勝つまでは」であろう。挙国一致を求めた戦時下の「国民精神総動員運動」を思い出す』

 斎藤さんの見事な分析であり評論である。安倍首相は選挙中に「日本を取り戻す」というスローガンだった。日本をどのように取り戻すのか。まったくわからない状況の中での選挙だった。
 少しずつ(と、いうよりもかなり前から)わかってきたことだが「日本を取り戻す」というのは戦時中の日本に戻りたい、戦争のできる国にしたいという「意志」のあらわれである。

 だから、どうするんだ。と、ボクに問われたらあきらめずに粘り強く生き抜くことだと答えたい。アレッここにも「意志の力」が働いているのかな。いや、そうではない。現実に目を向けた「意志・気持ち」である
 貴重な新聞記事の切り抜きを送ってもらった友人に感謝感謝。




昨日、大曲のスーパーに行ったら「ねばり勝ち納豆」が売られていた。3パックで77円也。安い安すぎる。今朝、味を確かめたが美味い。
楽天の優勝記念セールだ。
そんなわけで本日のブログはこれにて終了です。

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