三平襲名披露・その2
パスタ店にて
前回はパスタ店に入り醤油ラーメンを注文するところまで書いた。
注文して手持ちぶさたになったのでカウンターの角をチラッと見たらB6版ほどの小冊子が置いている。何だろうと思って手に取ると「あきた浪漫 夏号2009」である。初めて見る冊子だ。発行はサキガケアドバという会社。
パラパラとめくっていると「落語の愉しみ」というコラムに目がとまる。書いた人は宮腰郷平さんという秋田市の作家だ。オヤオヤ良いねぇと読み始めた。
この宮腰さんは落語大好き人間とのこと。東京に行くと必ず寄席によってくるそうだ。特に上野の鈴本では昼席を午後四時半にはねるまで全部観て、落語の余韻を楽しみながら上野の駅前で一杯ひっかける。そして午後7時頃の新幹線で帰秋するらしい。
時間があれば池袋演芸場、新宿末廣、浅草演芸ホールに足を伸ばすそうだ。すごいなぁ。マネをしてみたいぞ。このコラムに次の一文がある。
『この6月20日は生憎、桂文珍の独演会と重なったが、林家三平の襲名披露工業は秋田市でもやることになっている。正蔵、小朝、楽太郎などがやってくる。楽しみである。
ただ、会場の県民会館は落語にはチト広すぎて、どんな雰囲気になるか心配なところでもある。しかしそこはその道のベテラン四人衆、味のある話芸で寄席全体を高座の1点に魅きつけてくれるに違いない。』
ヘーッ。この作家も先日は同じ空間にいたんだなぁ。ちょうどコラムを読み終わったときに醤油ラーメンが出てきた。
味はさっぱりしている。煮干しの味かな?。真っ直ぐな麺、厚いチャーシュー、シナチクの歯触りなどなど全部おいしい。完食した。
この「あきた浪漫 夏号2009」を一冊ぜひ欲しいなぁ。裏側を見ると250円也。ムムッ、ラーメン代600円払うと150円しか残らない。足りないですねぇ。その時はもう一度職場に帰ってお金を持ってこよう。
「ごちそうさま。600円ですね」
「はい」
600円を手渡しておそるおそる聞いてみた。
「この雑誌は?」
「アー、どうぞ持っていってください」
「ありがとうございます!!!!」
と、言うわけでゲットできた。
三平襲名披露に行った話から突然ラーメンになった経緯は以上の通りである。話の進め方が長かく無理があったですね。
襲名披露でとても参考になった話があった。どの噺家がしゃべったか忘れたが、次のように話した。
「短所はあっても、長所をどんどん伸ばせば短所は味わいとなる」の言葉は本当に味がある。いろいろな場面で使えるぞと忘れないようにここにメモしておこう。
そんなわけで二日連続で落語会ネタブログだった。
なお、写真は「あきた浪漫 夏号2009」をいただいた店の職場からの遠景である。ラーメンやパスタの幟が風の関係で裏返っているのはご愛敬。地元の人に色々聞いたら高校生も行ってみたいおいしい店とのことだった。
落語会あとをひきつつパスタ屋で
冊子に出逢い思い出深く
ホタルを見に
先日、生徒の一人が
「ばあちゃんの実家の近くにホタルを見に行きました」
「ホーッ」
「ものすごく多くのホタルが光ってました」
「光る」とか「はげます」などはボクへの禁句なのだが
「良いねぇ」とうらやましがった。
そこでボクも我が村で見ようと昨夜ホタルを探しに出かけた。10~20匹ほど確認できた。しかし、ホタルの乱舞ではない。写真も撮ってみようと思った。ところが暗闇でカラスを撮っているようなもので真っ暗な画面だけ。次に挑戦してみよう。それにはホタルの群舞が必要だけど・・・。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了。ウメ酒を飲みます。