1%の閃きと99%の汗


エジソン生誕162年
 昨日11日は建国記念の日よりも発明王とよばれたトーマス・アルバ・エジソンの誕生日だったとトイレのカレンダーに書いている。
 昨年の話になるが2008年4月26日~6月15日まで宮城県多賀城市の東北歴史博物館で『発明王エジソン展 ~知られざる天才の秘密~』が開催された。その頃は暇だったので(労働審判はあったが毎日関係あるわけではないので・・・)6月某日訪れてみた。

 会場にはエジソンの発明したものやレプリカが置かれていて家電製品大好き人間としては楽しめた。
 やはり何といっても蓄音機の発明だった。このモデルは「大人の科学」の付録としてついてきておりエジソン展の前に作ってみた。「アーアー」と声を録音してみたが自分の声はあまりよく聞こえなかった。改造もしないでそのままにしておいた。
 ネットで探してみたら、この付録を用いて78回転のSP盤レコードを再生したレポートがあった。そんな根気はないなぁ。
 それはともかくとして彼の発明によって我々の世界は大きく変わったことは確かだ。今の音楽の音が良いとか悪いとかの原点はここにある。

 さて、少しエジソンの伝説的な話をエジソン展で買ってきた『発明王エジソン展』から紹介しよう。まぁ、誰でもが知っているんだろうが・・・。

 小学校1年生の時に先生が
「1+1は2です。みんなわかったね」と先生が言ったら
ほとんどの生徒は
「イエス・サー」と応じた。ところが当時アルと呼ばれていたいたずら少年エジソン少年は
「なぜですか?」と質問した。
「なぜって。1+1は2に決まってるじゃないか。鉛筆1本と鉛筆1本を並べてごらん。2本あるだろう」
しかし、アルは納得しないで反論。
「でも、ここにコップが1つあって、もう1つコップがあって、その中の水をもう1つ別なコップに一緒に入れたら、1つになるじゃないですか」

 とにかく好奇心の強いアル少年は食い下がったという。その結果アルは学校からはみ出してしまった。登校拒否だったらしい。その少年を母親が支えたという。母親のナンシーとは議論を重ねた。
「風はどこから吹いてくるの?」
「リンゴはなぜ赤いの?」
「魚はなぜ溺れないの?」
「星はなぜ落ちてこないの?」
などなど・・・・。

 エジソンの好奇心は新聞発行など様々な分野に及んだ。そして発明王となった。

 さらに日本との縁は京都産の竹を用いて白熱電球のフィラメントを作ったことだ。今、白熱電球は隅っこに追いやられた感じがする。しかし、世(夜)の中を明るくした功績は大きい。

 この本の著者であるヘンリー幸田さんはエジソンの言葉で大好きなことを次のように書いている。

「私は失敗したことは一度もない。1万回もうまくいかない方法を見つけただけだ」
 失敗してもやり直せばいいのだ。1万回失敗する覚悟があるならばどんなことにも成功の道が拓かれるだろう。と、結んでいる。
 その他にも「天才とは1%の閃きと99%の汗である」は有名な言葉である。

 エジソンを冒涜するわけではないが、エジソンの精神構造はかなりのギャンブラーだったのではないだろうかと感じた。失敗しても失敗しても賭け続ける。負け続ける。そして、どうにかして1つの勝利を手にする人間が思い浮かんだ。だからと言ってエジソンの燦然と輝く功績は揺らぎないものだ。と、思う。

       エジソンの跡を追いかけ
          レプリカの蓄音機鳴らず苦労を偲ぶ


本日のブログは休暇をとってちょっと出かけるので、これにて早めに終了。

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