人生は恥だらけ


わらび座「おくのほそ道」
 芸術鑑賞という行事があり全校で神代(じんだい、かみよではありません)のわらび座で「おくのほそ道」を観た。
 松尾芭蕉が「おくのほそ道」に1689年46歳の時に旅たってから320年ほどになる。今年のわらび座の特選ミュージカルだ。
 なぜ、芭蕉がみちのくを旅したのか。当然俳句の修行のため。つまり俳句を諧謔の世界から叙情の世界へと転換したのがこの「おくのほそ道」と評価は高い。
 わらび座のミュージカルでは俳句はもちろんだが、同行者の曽良と二人は幕府の密命を帯びた隠密だったという内容もあった。確かに隠密だったという研究者も多く存在している。劇中では、芭蕉は妻も子も捨てて旅に出たグータラ人間として描いている。そのグータラ人間の成長物語でもある。だから芭蕉をエンディングまで追いかける妻である「寿貞」も大切な役割を担って登場していた。
 いろいろな考え方があろう。あくまでも解釈の違いだ。わらび座ミュージカルはとてもおもしろかった。
 劇の中で印象的なことは何か。2点あった。
 一つはこのミュージカルのテーマの「出会い」である。みちのくを旅しながらいろいろな人との出会いで彼は成長してゆく。
そしてエンディングで芭蕉が言う
「人生は恥だらけ 夢のかけらばかり 今は見えない山の夜の闇を登る そっと見ていてくれ ひとりで登る姿を」の言葉が重い。今の自分への応援とも感じた。
 そして、もう一点は俳句についての考察だ。有名な俳句
「閑かさや岩にしみいる蝉の声」
 この句の中には現実にはない情景がある。例えば蝉が鳴いているのになぜ閑かなのか。声は岩にしみこんでゆくのか通り抜けて聞こえるのではないか。蝉の種類は何かなどなど。
 しかし、ミュージカルの中で芭蕉は言う。
「現実にない状況、つまりウソを書くことで一層心に入り込む句ができる」と。
 これって昨日ブログに書いた内容と同じことを言ってるんだ。と、劇を観ながら思った。何でもかんでも現実を書くことではないのだ。
 と、言うわけで今日の演劇鑑賞は良かった。そして楽しかった。なんとベタな感想だろう。これじゃあダメじゃん。反省します。
『月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也』良いなぁ。

閑かさも雨に西施もさみだれも
すべて芭蕉のするどき目線

        
先日のクライマックスシリーズのお詫び
 まったくボクの予想はお話になりませんでした。ジャイアンツファンの方々にお詫びいたします。
 やはり読売は強かった。8回表せっかくと言うかようやくと言うか中日が2-2と追いついたのに、その裏にラミレスがカーンといとも簡単に2点ホームランを打ってしまう。これじゃあどうしようもありません。
 正直に言います。それまではテレビを観ていました。ラミレスのホームラン後はすぐにテレビを消して読書に入りました。全然、頭に入りません。で、柳家小さんの落語CD『強情灸』を聞いて大きな灸をすえられた男が「灸なんかぜんぜん熱くない。石川五右衛門はさぞや熱かっただろうなぁ」と「さげ」を聞きながら寝てしまった。なんと負け惜しみの強い・・・・。
 と、言うわけで気持ちを切り替えて日本シリーズを楽しみにしよう。

本日のブログはこれにて閉店です。

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