体内巡り善光寺


旅日記その1
 昨日のブログにおおまかな旅程を書いた。今日から少し旅行で感じたことを書いておこう。
 9月2日(火)秋田新幹線こまちで大曲を出発。基本は行き当たりばったり。とりあえず茨城の竜ヶ崎に行くことだけは決めていた。
 快調に、こまちは走る。仙台を過ぎたあたりで、このまま真っ直ぐ行っても仕方がないなぁと思う。それではどこに行こうかと思案。
座席の前にあるポケットには「大人の休日」パンフレットが置かれている。吉永小百合が微笑んでいるではありませんか。それを見ると小百合さんは長野善光寺で写真を撮影しておりボクを誘っているように思えた。
 急遽、時刻表を取り出す。大宮で長野新幹線に乗り換えると長野まではおよそ1時間ちょっとである。これで決定。行くぞ長野善光寺。
 大宮で降りて長野新幹線に飛び乗った。客席はまぁまぁの混み具合。自由席も空いている。まずはゆったりと座る事が出来た。
 40年以上前に群馬前橋出身の友人がいた。二人で長野方面に遊びに行ったことを思い出す。その時に善光寺に行った記憶が無い。しかし、松本城には間違いなく行った記憶がある。だから善光寺は初めてになるかもしれない。当時は長野に入るのに急な山道を蒸気機関車がえっちらおっちら登っていったと思う。そして、峠の釜飯を食べたはずだ。こんなことを思いながら左手にマルコメ味噌の大きな工場を見ながら長野に到着。
 長野での持ち時間は1時間半。すぐにタクシーに乗り善光寺へ。約10分で到着。善光寺の仁王さん前で記念撮影。
 参観料500円也を支払い中に入った。すぐに注意される。「お父さん、帽子を脱いでください」。帽子を脱いだら、ボクの頭を見たお坊さんたちに申し訳ないなぁと思いながらも脱帽。正面のご本尊様にお祈りし奥の方へと向かった。
 知らなかったのだが「体内巡り」というのがあるらしい。お堂の地下に入ってゆくのだ。これがどうも名物らしい。年配のご夫婦が出てきた。「アー怖かった」と言っている。実はボクが入ろうとしたのは出口からだった。まったく何も見ていないんだから・・・。慌てて入り口に向かおうとしたら、さきほど出てきたお父さんが「右手を壁につけて歩いてゆくんですよ。絶対に壁から離したらいけませんよ」と親切に教えてくれた。なるほど、そんなもんか。と、甘く考えていた。
 そして入り口からチンタラチンタラ本堂の地下に入っていった。10歩ほど進むと光が入ってこなくなる。アレレやっぱり頼りは壁しかないじゃん。また数歩進んでゆくとまわりは真っ暗闇じゃございませんか。それでもまだまだ大丈夫。壁の途中に凹凸がある。これは柱なんだろうなぁと思っているうちは余裕。ところが一度カーブすると少しパニックに。自分はこの暗闇から出れるだろうか。閉所恐怖症だからなぁ。と、自己分析して気を紛らわせながら静々と進む。すると前の方から声が聞こえる。「ありゃりゃ、この人たちは逆に入ってきたんだろうか。気をきかせて「反対から入ってきたんですか」と声をかけた。すると「いいえ違います」と言うではありませんか。
そして、とうとう暗闇の中で知らない人の手に触れてしまった。ヤバイっと思って手を引っ込めたら右の手が壁から離れてしまった。これはまずいぞ。一瞬、驚いたが豪胆な?ボクは再度壁を探り当てた。前を歩いていた人たちに追いついてしまったのだ。
 それからゆっくりと歩いて右に曲がったら向こうに希望の光が見えた。前には二人のおばさんたちが歩いていた。触れた手の人達は若くなかった残念。
 この邪心でボクのご利益は完璧に消えうせてしまった。アーァ。
 後で塩竈の永沢氏に聞いたら体内巡りの時に「鍵」にガチャガチャと触るとご利益があるとのことだった。彼も前にちゃんと鍵に触ってきたとのこと。ご利益があったのかなぁ?。
 そんなわけでメインの体内巡りを終えて「牛に引かれて善光寺参り」の意味を知り、待っていたかのような来た時と同じタクシーに乗り、帰りの長野新幹線に飛び乗った。
 少し利口になったような気がした。何しろ学問の国長野に行ったからなぁ。  (続く)

      善光寺歴史を知らず来てみたが暗闇の中自分をみつめる


明日から高校野球地区大会
 さぁ、秋の大会が始まる。中央地区大会の大会運営の手伝いで秋田市に出てきた。はたしてどんなドラマが展開されるか。全力チームよガンバレ。そして全県の高校球児の活躍を期待しよう。

そんなわけで本日のブログはこれで終了です。ネットカフェで書き込み。ビールを飲めるかなぁ。

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