胸キュン高校野球


読書感想文「ひゃくはち」
 いいなぁ。高校生ってこうだよなぁ。高校野球の一つ形だよなぁ。と、思って読んだ小説「ひゃくはち」である。
 早見和真著集英社刊。アマゾンから届いた本の帯には「各誌絶賛!この夏甲子園より熱い青春ドラマ」とある。青春ドラマと言われたら青春まっただ中のボクは読まなくてはいけない。で、先日朝方にまで一気に読んでしまった。眠気もぶっ飛んだ。まさに「置くをあたわず」の一冊だった。高校の野球部が舞台となった青春小説?だったのであっと言う間に読んでしまった。
「ひゃくはち」とは108のこと。野球ボールの縫い目は108個ある。そこで実際に手元にあるボールを手にとって縫い目を数えた。途中で数え間違って最初から数えなおしたりした。数え終わったらピタリと108だ。なるほどなぁ。
 108の意味はいろいろあるようだ。除夜の鐘の数も108。煩悩の数とも言われる。そして、この小説を読んで初めて知ったことだが「四苦八苦」も108につながるそうだ。
「4×9=36 8×9=72 36+72=108」ヘーッと思った。
 小説の舞台は神奈川の強豪高校野球チーム。甲子園でも当然上位にゆくチームである。そこに所属する部員の話である。
 試合の模様も実に細かく書かれている。読んでいて「そうだよなぁ」と手に汗を握る場面も出てくる。ネタばらしになるのでストーリーはくわしくは書かない。実は野球のゲームの場面や練習場面も良いのだが話は色々な方面に展開してゆく。
 それが強豪校の部員たちの気持ちである。彼らの心の中は高校野球一直線ではない。むしろ泥臭い野球はダサイと思っている。
「泥臭い旧体質の野球部員はどこか周りから引いた目で見られている気がした。だから、僕らは普通の高校生であろうとし続けた」と主人公は言っている。これはレギュラーであろうとなかろうと野球部諸君の気持ちだ。
 ウーム。自分が考えていた高校野球の姿とは全然違う方向に物語は進んでゆく。もちろん小説だからフィクションである。どんな展開になろうともそれはそれでいい。でも妙にリアルなストーリー展開だけにのめり込んでゆく。それじゃあ高野連にお灸をすえられるゼとツッコミを入れたりしながら読み進む。
 つまり、こんな高校球児たちは何を考えるかというと「恋」なんですねぇ。主人公の恋物語が年代を超えて語られる。
 人を真剣に好きになること。真剣に野球に取り組むこと。そして、友情とは何かが提示される。若いヤツらは良いなぁ。と、心から思う。
 で、まとめておくと「ひゃくはち」には高校野球と恋と友情がぎっしり詰まっている。知らず知らずのうちに涙腺がゆるんでもくる。そして胸がキュンとなる一冊だった。
 なんだかこれは映画になるらしい。いや、すでに公開されているようだ。秋田で上映されたら行ってみよう。でも、小説を超える映画になっているかは心配であるが・・ぜひとも観てみたい映画ではある。

素晴らしき高校野球に胸キュンと少年たちの夢は羽ばたく


今日の五輪野球
 「ひゃくはち」で高校野球を読んで今さらの感じもあるのだが、五輪野球についてもう少々。
 良い選手、才能のある選手をグラウンドに配置しても指導者の配慮あるいは考え方がしっかりしていなければ勝てないことを見事に示したと言える。それはただ単に良い選手をグラウンドにばらまいただけなのだ。
 こんな例はいろいろある。だから野球は恐いし奥が深いと思う。と、言うわけで五輪野球に対する批判はこれで終了しよう。よくがんばった。と、思う。

なんだか花火の日に飲み過ぎた影響でイマイチ体調が良くない。反省反省。少し体調を整えねば・・・。と、言うわけで本日のブログ閉店。

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