35人学級やめるのか!?

白雪の鳥海

 今朝は晴れた。はるかに見える鳥海山の頂上付近には雪が見えている。そして、終日小春日和の1日になった。
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  カメムシは小春日和に活動す嫌われてもいい命をかけて


教育行政の後退

 今朝(2014.10,23付)の魁新報の記事の見出しを見て目が点になった。
 その理由は『財務省が小学校における35人学級を40人学級に見直す』と書かれていたからだ。
 記事によると、財務省では少人数教育の効果を検証するために他学年との比較の分析をしたとのこと。その分析では、いじめが10.6%から11.2%に、暴力行為が3.9%から4.3%に、不登校が4,7%から4.5%に。となっていて目立った改善は見られなかった。だから35人学級はダメとしたようだ。厳しい財政状況を考えれば40人学級に戻すべきだとも言っているらしい。
 こんな数字は誤差の範囲だろう!まったく有意差がない数値だろう。と,ボクは心のなかで叫んでいた。
 35人学級にしたからこそ、この程度で済んでいるとも言える。学校現場を知らない人間たちが1%前後の数値で今より非道い教育現場に陥らせようとしているとしか思えない。

 さらに今日まネットに載っていたニュースでは次のように報じている。
 財務省は、全国約3万の公立小中学校をすべて標準的な規模に統廃合すると、5462校少ない2万5158校になるとの試算をまとめた。必要な教員数は小学校だけで今より約1万8千人少なくなるという。試算をもとに、来年度予算案で教員の定員削減と人件費抑制を文部科学省に求めていく考え。
 財務省は「機械的試算」として、試算通りの統廃合を求めるものではないとの姿勢だが、少子化のペースに比べて学校統廃合や教員数の削減が進んでいない状況を示すことで、文科省に対して教員の人件費に充てる予算をカットするよう求める狙いがある。と、報じている。

 教員を減らすなんて、どれだけ教育の質を悪くするつもりなんだろう。今でも最悪の状況とも言えるのに。
 教育を単なる数値としてしかとらえない政治家たち。さらに教育現場の多忙さを加速させている評価制度。道徳教育を教科化しようとする動き。さらにはすし詰め学級の復活を目論むなど、お話にならない。
 教育を取り巻く動きは(も)戦前回帰の傾向かもしれない。まだまだ日本は後進国だなぁというのが感想である。
 今、やるべきことは教育現場の多忙化解消だ。そのために必要なことは財務相などがやろうとしていることをストップすることだと考えている。

 と、本日もブツブツと文句を言いながら一杯を・・・。これにてブログは終了です。

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