総理「改憲」の原点

今朝も降りました

 20㎝ぐらいだろうか。オッカアが
「早く起きて除雪機だせ!」
と、叫んでいます。今朝の雪は気温が低いので上側はフワフワだが下の方はズブズブ。軽そうに見えて実は重くて厄介な女のような(小説で読んだ表現ですが・・・)雪ベラにひっつくイヤらしい雪であった。
 出勤時間帯になったら太陽が顔を出してくれた。写真は大森町の田んぼ中を走っている途中の景色です。
P2260122.jpg
朝日を受けて輝いている感じです。
そして・・・
P2260123.jpg
これまで雪が降って夏場に田んぼの中にあった道が雪に埋もれて広い雪原になっていた。そこに一本の道が開かれた。昨日の雪で道は消えているがいよいよ春の訪れである。


昨夜の報道ステーションから

 59年前1957年、岸信介総理は改憲めざして具体的な検討を始めた。そのために内閣に憲法調査会をつくった。この調査会は岸総理に近い政治家たちが主導していた。
 このようにして昨夜の報道ステーションのエンディングで報じられた。安倍総理が改憲に前のめりになっていることについて検証をする内容だった。
 このような特集はいつもだと番組の冒頭か中盤で放映されると思ったがエンディングに18分間放映された。とても素晴らしい内容だったとボクは感じた。と、言うわけで少し記します。

 1957年、岸信介首相は憲法改正を前提として憲法調査会を設置した。その時に議論された内容の録音テープが国立公文書館で見つかったという。60時間以上テープの内容をまとめた内容をダイジェストして報じたのであります。

 この中ではいろいろな改憲派の議論が紹介される。
 例えば中曽根康弘衆院議員の次の言葉に憲法調査会の高柳会長が反論した内容もあった。

中曽根康弘議員
『(現憲法は)異常な状態で作られた世界でもまれな占領下の憲法という特殊事態を全然知らん連中の話です。何のためにこの憲法調査会が作られたか因縁がわかりもしないで、この憲法をどうするかという議論が始まるはずがない』
高柳賢三会長
『憲法改正は子孫に長く伝わる問題で現代に住んでいる人だけでもって、軽々しく決めるととんだことになる恐れもある。あなたは学者というものを非常に軽んじて政治家の道具みたいに考えているけれど、それはあなたの間違い』

何だか、この議論はこの前の戦争法案を国会で議論しているような感じである。憲法学者の90%以上が違憲と言っていることをゴリ押しして通したようなことをバカヤローと言っているような気がする。

 そして、この時に憲法押しつけ論に異を唱えたのは少数ながら調査会に選出されたリベラルな学者たちだった。
護憲派評論家 坂西志保氏の言葉。
『戦争と敗戦の責任を背負う私たちが何を好んでもう一度大きな危険をおかして憲法改正をやるのか意味がわからない。私たちはもう少し謙虚であっていい、今になって口をぬぐって戦争も敗戦の責任も自分たちにないようなことを言う。それで将来の世代のために憲法改正が自分たちの使命だと聞かされると私は非常に強い憤りを感じる。そういう人たちがなぜあの戦争を止めることができなかったのか』

 この調査会が設置された目的は憲法9条の改定であった。この時代は警察予備隊から自衛隊、そして世界的には米ソ冷戦のまっただ中。改憲派は非武装中立では現実に対処できないと主張した時代である。今と重なるのだが60年近く前も集団的自衛権を主張する議員がいたことに今と見事に一致していて驚く。
 
 しかし、それでもこの調査会では岸信介が安保によって退陣してから何年か続いたが結論が出ずに解散。そして、今に至っている。と、放送している。

 この放送の中で放送された爺様と孫との言葉の見事な一致に呆れてしまう。
爺様岸信介氏の言葉
『占領下にできた憲法を改めて日本にふさわしい自主憲法を作りたい』
孫アベシンゾー
『占領時代に作られた憲法を私たちの手で憲法を考えていくべきだ』

ウーム・・・。安倍晋三氏はお爺さんの怨念を追いかけているだけだとあらためて感じてしまう。

 しかし、占領時代に作られたという現憲法はけっしてアメリが押しつけたもんじゃないってことがわかる。それは次のような内容で報じられた。
『憲法9条はマッカーサーが条文に入れさせたのではなく、当時の幣原首相がぜひ戦争放棄を書いた9条を入れるようにした。それがマッカーサーが素晴らしいと手紙にも書かれている』

古館さんは
『戦争責任があると言われた人たち、あるいは公職追放になった人たちには私憤や怨念やいろんな思いがGHQに対してもアメリカに対してもあったかもしれない。そういうものが憲法を改正して自分たちの憲法を作るんだという感情的に(その人たちが感情的じゃないと言ってていても)言っているような気がする。びっくりするようなことばかりだったんですけれど・・・』
そのことを受けて憲法学者の木村さんが次のように話す。
『押しつけ憲法論のままに思考停止している人は結構いるということです。押しつけ憲法であると言うのは不正確なことです。現憲法が決まったのは帝国議会に戦後の民主的な選挙(民主的に投票権を得た人が増えた)で正当に選出された議員によって決められた。だから押しつけ憲法だと言っている人たちはその当時の議員や国民を侮辱することにもなる。
 これまでなぜ憲法改正が行われなかったのか。それは自民党の改憲派がめざしている改憲案を国民が支持してこなかったこと。70年近くも改憲されなかったことは日本国憲法が世界標準に照らしてもかなり優秀な内容であったことでもある。さらに国民が望むようなより良い改正案を国会議員が提案してこなかったからでもある。
 国民主権の憲法は国家が権力を濫用して国民の自由・権利を侵害することを防ぐためにあるもの。だから憲法改正をしたいのならば押しつけ憲法論をアピールするのではなく、憲法に対する感情的な反発ではない、より国民の望む改憲をとはどんなことなのかを考えてアピールすべきである』
古館さん
『憲法改正論者はどうしても「国家」と「個人」とが一致してるような感じがする』

 かなり、はしょってうまくまとめられたかわからないがこんな内容だった。
 民主主義破壊の危険性は「国家」に従うことを強制することからくると言われる。つまり、主権在民なんてのは「彼ら」にとっては「敵」そのものなのかもしれない。と、感じてしまう。

 この18分ほどの番組。録画して何回も見直してみようと思いipadで見ることにしました。ハイ。あらためて2度ほど見たが改憲派の言い分は私憤や怨念にしか聞こえない。結局、彼らは国家のためとか言いながら自分の欲望のために兵隊を出して戦争をやりたいのだとしか見えない。自分は安全な場所で高見の見物をしながら・・・・。

 それにしてもこのような明確に政権のやろうとしていることを検証する番組やキャスターが4月からなくなる可能性がある。これもアベシンゾーの思うつぼかもしれない。

 言論の自由がない世界。これほど恐い世界はない。憲法9条は守らなければと思います。

本日もブツブツとブログは終了です。


    この冬は湯たんぽ無しで過ごせそうヤカンを沸かすヨメさんも楽

  

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理想と現実

1.高い理想の実現を求めて,現実を改善する努力をする。
2.現実への適応を優先して,理想のレベルを下げる。

憲法九条の精神は1.で,改憲論者の主張は2.ですね。一般に若い政治家は歴史の勉強が浅いように思えてなりません。昨今の若年者による殺人事件の多発も,これと同根だと思います。これを止めるのは教育の力しかないでしょう。

御紹介の放送番組は見ませんでしたが,まとめて頂いたダイジェストで内容がよく分かりました。ありがとうございました。

Re: 理想と現実

町や空に さん

日本国憲法は多くの犠牲が出てこれじゃぁダメだということで
できたと私は考えています。
町や空にさんがおっしゃるような「1」を追い求めることが基
本にあると思います。

そのような歴史的なことを抜いて、これじゃあダメだねという
感じで憲法を軽く扱うようになりました。
考えてみれば憲法は直接自分たちの生活に関係ないように気づ
かないのですが基本的なところに関わっていることを学校は抜
きにしてきたような気がします。

無くなった時に大切なことに気づく時がくるのでは遅いと私は
考えます。
本当に教育は大切ですね。
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