搾り尽くされる国民
この冬最後の簡易積雪計
職場でこの冬の積雪量を知らせてくれた簡易積雪計も最後の登場である。
暗い場所で撮影したのでポールの下はよく見えないが雪の上に現れている紅白が8.5目盛り。だからこの周辺の積雪は30センチ前後になっている。おそらくどんどん融雪は進むだろう。
そして、昨日から今日にかけて20℃近くに気温があがった。我が家から少し出た道ばたにはフキノトウ(バッケ)が顔を出していた。この春初のお目見えである。
普段なら何も珍しくもない野草であるが豪雪のあとに迎えた春だからこそ妙に嬉しい。
いよいよ春ですね。
民百姓サワー
昔の友人と呑んでいると若者たちはグレープフルーツサワーを注文する。焼酎にグレープフルーツを絞り込んだカクテルである。
グレープフルーツサワーを注文すると、店ではグレープフルーツを半分と手動の絞り器と焼酎の入ったコップを持ってくる。そのグレープフルーツを自分で絞り器に押し込んで、あるいは絞り器を左右に小刻みに動かし果汁を搾り取る。
十年ほど前二その風景を見てボクはウーム搾れば搾るほど果汁は出てくるなぁと思いグレープフルーツサワーという名前ではなく『民百姓サワー』と名付けた。
徳川吉宗の時代らしいが勘定奉行が過酷な税制を敷いて農民から収税の石高を上げ情け容赦なく取り立てたとのこと。
その勘定奉行が「胡麻の油と百姓はしぼればしぼるほど出るものなり」と言った言葉に由来するのだった。
若い衆たちも妙に気に入って「民百姓サワー」と言いながらゴリゴリと搾っていた。
さて、その江戸時代に搾れば搾るほど出るものだった百姓を現在の我々庶民に置き換えればその状態になると思う。
消費税値上げ、各種料金値上げ、年金等は値下げ、給料は上がらないなどなど搾取され続けている。
「しぼればしぼるほど・・・」と言った勘定奉行を徴用したのが名君と呼ばれた(らしい)徳川吉宗。テレビドラマでは爽やかで清廉潔白な男と描かれているのだが実は最悪の男だったことがわかる。
それと同じことが今の日本だと思うのだ。現代は国民が主人公のはずだが国民が騙され続け搾取され続けていると言ったら言い過ぎかなぁ。
でも、現実には「搾れば搾るほど」の状況は間違いないことなのだ。
その昔「搾れば搾るほど出る」と言われた言葉今の日本に
と、言うわけで本日もブチブチと愚痴を述べてブログは終了です。