今を全力で　逃げ得にならないように・・・

逃げ得にならないように・・・

八の字カニ

　先日、ヤドカリのツメについてブログに書いた。Ｔ社のＦＫ君が「これは美味いっ！」と大絶賛。そこで塩竃のお父さんに「まだ、あるかぁ？」と電話したら「まだありますよ」とのことで送ってもらった。早速、ＦＫ君に届けたのである。
　同梱されていたのがワタリガニと写真のような「八の字カニ」である。

　この八の字カニはとても思いで深いカニである。秋田県で勤務した最初の地が男鹿半島のつけねの若美町野石。ここは八郎潟と日本海に鋏まれた砂丘地である。
　夜間の仕事だったから日中はやることがない。暇だから宮沢海岸と呼ばれる浜にいつも出かけてボーッと海を見ていた。今ごろのシーズンになれば浜に水揚げされる魚の網に引っかかって混ざってくるのがこの八の字カニ。一匹一匹外さないと網が壊れてしまうので漁師さんたちにとっては邪魔でしようがない。その外したカニを捨てるわけに行かないから浜で大きなナベに入れて海水で茹でる。
　漁師さんたちは暇で作業を見ているボクをみつけると「食ってみねが？」と言ってくれたのでありがたくいただいた。これが美味いのです。そこで売ってくれないですか？と言うと「値段がつけられネーなぁ」と言いながら一箱５００円で山ほど八の字カニを入れてくれた。それを皆でワシワシと食べたのとが懐かしい。
　その時からしばらく経ったらその八の字カニが店頭などで一匹１００円とか２００円になっていたので驚いたのでありますが･･･。

このカニをＦＫ君に
「持っていく？」
と聞いたら
「ライバル会社のロゴと似ているからエース」
と言う。
　そう言えば我が家ではこのカニを「ホンダガニ」と呼んでいたなぁ。
　ところでこの八の字カニの正式名は「ヒラツメカニ」と言うようだ。小ぶりだが美味しく味のある一品である。

逃げ得を狙っているか

　ＴＰＰの審議が国会でスタートするようだ。ＴＰＰと言えば甘利元大臣である。病気だとか何とか理由をつけて国会を休んでいるらしい。
　彼の疑惑を解明せずに自民党が『ウソつかないＴＰＰ断固反対ブレない』と反対していたのをちゃぶ台返しで「大賛成」した敬意を聞く気にもならない。
　ましてや野党が資料提出を求めたらタイトルだけであとは真っ黒に墨塗りされた資料を臆面もなく出してくる秘密体質ではボクは納得できないと考えている。もちろん多くの国民もそうだろう。
　まずは最初に逃げ得を狙っていると思われる甘利元大臣の説明を聞いてから審議に入ってもらいたい。野党よがんばってくれ。

と、言うわけで体調は少し回復。一歩、外に出てみたらキクザキイチゲが花開こうとしている。そして、５ミリほど小さな黄色の花が咲いていた。