共謀罪はいらない!
重い湿った雪
今朝は数㎝の積雪。ところが雪に雨が浸みこんだようにベタベタでものすごく重い雪だった。昼前になったら溶けだしてくれたのでこんな風景になった。

鳥取などの大雪が報じられているのだが例年大雪の我が地域では、春らしい感じになってきている。もっともまだまだ油断はできませんけれどね。
今だからこそ
アベシンゾーがトランプとゴルフをやってきたとか日米同盟安泰とかテレビでは喧しい。フーンと思ってすぐにチャンネルを変えるのだが別の番組でもやっている。バカヤローである。
さて、本題。こんな時だからこそと思い、いつ録画したのか忘れたがかなり前の深夜に放映されたドキュメンタリーを観ることにした。
タイトルは『川柳人鶴彬(つるあきら)~今に伝わるメッセージ~』である。

このドキュメンタリーは石川テレビが2015年に作製してFNSドキュメンタリー賞になったという作品である。
鶴彬。まったく知りませんでした。戦前、川柳で反戦・反体制を貫いた人だという。1908年生まれで1938年に赤痢で逝去したという。30歳になる直前に亡くなったようだ。

その間に何度も何度も治安維持法で官憲に捕らえられて投獄され、死後は古里の石川県に納骨することもままならず盛岡に遺骨は納められた。そこまで官憲は反体制とみなしたら追いかけていじめ抜くのである。
そんな状況をイメージさせる共謀罪が出てくる可能性があると背すじが寒くなる。
ビデオを観てからそれじゃあと思い『だから鶴彬 抵抗する17文字』を入手。

読んでみると治安維持法と言いますか戦時体制のあざとさがヒシヒシと伝わってくる。
ビデオで出てきた鶴彬の川柳を何句か引用してみたい。
日章旗べったり垂れた蒸し暑さ
文明とは何骸骨のピラミッド
枯れ芝よ団結して春を待つ
地下へもぐって春へ春への導火線
泣く笑うそして子等の日は終わり
海鳴の音絶え雪女郎の衣ずれ
手と足をもいだ丸太にしてかへし
タマ除けを産めよ殖やせよ勲章やろう
ザン壕で読む妹を売る手紙
鶴彬。秋田の小説家小林多喜二のように有名ではない。しかし、徹底的に反戦、反体制を貫いた姿勢をすごいと思った。
そんな時代が復活される可能性が言われている。それが共謀罪(テロ等準備罪などと誤魔化している)の問題である。カネダ法相のトンデモなさもある。しかし、本質はその共謀罪の本質であろう。
ついでに『共謀罪なんていらない!?』も入手した。

これを読むとまずまず自民党という集団は戦前に回帰したいことが見えてくる。この中の一節に次の内容がある。
単なる戦前回帰願望ではない。
『(アベシンゾーの考える大改革は)21世紀版だからして、もちろん、単なる(戦前の)焼き直しではない。かつての大日本帝国とは違い、天皇の上にアメリカがある。(日本は)大国らしく、例えば国連の常任理事国となり、第2次大戦の戦勝国ならぬ東西冷戦の戦勝国として振る舞うため、日本の国全体をアメリカに同化させていくことが重要になるわけだ。かくてアメリカの戦争には常に参戦できる体制整備が急がれていく』
この本の発行が2016年12月。つまり、原稿が書かれていた時期はトランプがまだ大統領になっていないときだ。アベシンゾーはヒラリーを応援していたのだろうがトランプが当選したら手のひら返しでゴマすりにアメリカに出かけた。上に書いている指摘が見事にあてはまるのである。
アメリカ様のご機嫌をとっておけば自分の地位は安泰とばかりに・・・・。
少なくても国民のことなんかは考えていないとボクには見える。どこを見ているのか?まぁ、あっち方面でしょうね。
いずれにしても自分たちの戦略がうまくゆくように五輪でも何でも利用して治安維持法を作るために約束してきたのは間違いないだろう。前にアメリカの議会で「戦争法」を成立させますと日本の国会よりも前に宣言したように・・・。
過去に3回も廃案になった共謀罪は絶対に通してはダメな法案だ。強引にやるだろうなぁ。それでも、反対をしてゆかなければ日本ももう一歩とんでもない場所にいってしまう。
本日のブログはこれにて終了です。
日本よりアメリカを向く宰相はゴルフだ何だとはしゃいでいます
今朝は数㎝の積雪。ところが雪に雨が浸みこんだようにベタベタでものすごく重い雪だった。昼前になったら溶けだしてくれたのでこんな風景になった。

鳥取などの大雪が報じられているのだが例年大雪の我が地域では、春らしい感じになってきている。もっともまだまだ油断はできませんけれどね。
今だからこそ
アベシンゾーがトランプとゴルフをやってきたとか日米同盟安泰とかテレビでは喧しい。フーンと思ってすぐにチャンネルを変えるのだが別の番組でもやっている。バカヤローである。
さて、本題。こんな時だからこそと思い、いつ録画したのか忘れたがかなり前の深夜に放映されたドキュメンタリーを観ることにした。
タイトルは『川柳人鶴彬(つるあきら)~今に伝わるメッセージ~』である。

このドキュメンタリーは石川テレビが2015年に作製してFNSドキュメンタリー賞になったという作品である。
鶴彬。まったく知りませんでした。戦前、川柳で反戦・反体制を貫いた人だという。1908年生まれで1938年に赤痢で逝去したという。30歳になる直前に亡くなったようだ。

その間に何度も何度も治安維持法で官憲に捕らえられて投獄され、死後は古里の石川県に納骨することもままならず盛岡に遺骨は納められた。そこまで官憲は反体制とみなしたら追いかけていじめ抜くのである。
そんな状況をイメージさせる共謀罪が出てくる可能性があると背すじが寒くなる。
ビデオを観てからそれじゃあと思い『だから鶴彬 抵抗する17文字』を入手。

読んでみると治安維持法と言いますか戦時体制のあざとさがヒシヒシと伝わってくる。
ビデオで出てきた鶴彬の川柳を何句か引用してみたい。
日章旗べったり垂れた蒸し暑さ
文明とは何骸骨のピラミッド
枯れ芝よ団結して春を待つ
地下へもぐって春へ春への導火線
泣く笑うそして子等の日は終わり
海鳴の音絶え雪女郎の衣ずれ
手と足をもいだ丸太にしてかへし
タマ除けを産めよ殖やせよ勲章やろう
ザン壕で読む妹を売る手紙
鶴彬。秋田の小説家小林多喜二のように有名ではない。しかし、徹底的に反戦、反体制を貫いた姿勢をすごいと思った。
そんな時代が復活される可能性が言われている。それが共謀罪(テロ等準備罪などと誤魔化している)の問題である。カネダ法相のトンデモなさもある。しかし、本質はその共謀罪の本質であろう。
ついでに『共謀罪なんていらない!?』も入手した。

これを読むとまずまず自民党という集団は戦前に回帰したいことが見えてくる。この中の一節に次の内容がある。
単なる戦前回帰願望ではない。
『(アベシンゾーの考える大改革は)21世紀版だからして、もちろん、単なる(戦前の)焼き直しではない。かつての大日本帝国とは違い、天皇の上にアメリカがある。(日本は)大国らしく、例えば国連の常任理事国となり、第2次大戦の戦勝国ならぬ東西冷戦の戦勝国として振る舞うため、日本の国全体をアメリカに同化させていくことが重要になるわけだ。かくてアメリカの戦争には常に参戦できる体制整備が急がれていく』
この本の発行が2016年12月。つまり、原稿が書かれていた時期はトランプがまだ大統領になっていないときだ。アベシンゾーはヒラリーを応援していたのだろうがトランプが当選したら手のひら返しでゴマすりにアメリカに出かけた。上に書いている指摘が見事にあてはまるのである。
アメリカ様のご機嫌をとっておけば自分の地位は安泰とばかりに・・・・。
少なくても国民のことなんかは考えていないとボクには見える。どこを見ているのか?まぁ、あっち方面でしょうね。
いずれにしても自分たちの戦略がうまくゆくように五輪でも何でも利用して治安維持法を作るために約束してきたのは間違いないだろう。前にアメリカの議会で「戦争法」を成立させますと日本の国会よりも前に宣言したように・・・。
過去に3回も廃案になった共謀罪は絶対に通してはダメな法案だ。強引にやるだろうなぁ。それでも、反対をしてゆかなければ日本ももう一歩とんでもない場所にいってしまう。
本日のブログはこれにて終了です。
日本よりアメリカを向く宰相はゴルフだ何だとはしゃいでいます