雪形「眠る少女の顔」


アヤメ咲く

 花は徐々にではなくある日パッと咲く。アヤメもそんな感じで咲いた。朝日を透かして咲く紫色は艶やかである。


南外短歌会はすごいなぁ

 先日、さきがけ主催の全県短歌会に参加したことについて書いた。少し、ボクなりにまとめておこう。まずボクの歌について言えば「箸にも棒にもかからないグループ」に属することがはっきりしたこと。このことがわかったのは収穫だった。ボク自身の今後の課題として・・・。

 ここでは楢岡短歌会について書きたい。まずは全県短歌大会の特選に輝いた歌について。この大会には全県の短歌愛好者から338首の応募があった。その中から選者の河野里子さんが特選として選んだ歌が3首。その一つとして南外短歌会の事務局をなさっておられる佐々木礼子さんの歌が選ばれたのである。

   作文に恋文書きしガキ大将ひとり居なりの幸も知るとう

佐々木さんの歌をボクなりに解釈すると。

『クラスのやんちゃな男の子が作文を書きなさい。と、言われたのに「私はあなたが好きです」のような恋文を書き始めた。そんな子どもが古希になるような年代になって一人住まいで結構幸せなんじゃないのかなぁ』
ガキ大将で恋だ愛だとにぎやかだった男の子が歳を経て一人で過ごしているという落差がおもしろいと思う。

 そして、二週間ほど前になるのだが読売新聞(2013.5.21付)の秋田版『よみうり文芸』短歌部門の【秀逸】にやはり楢岡短歌会のメンバーである伊藤朴さんの歌が選ばれていた。

   跨線橋を息継ぎ上り見放くれば弥生の鳥海山神さび見ゆる

選者である藤井常世さんの評は次のように書いている。
『息を継ぎながら上ってきて見る鳥海山。ここで「神さび」て、と見る心が慎ましくさわやか』

 ボクはこの歌の言葉に漢字の読みや意味のわからないことがあった。まずは「見放くれば」。これは「みさくれば」と読むそうだ。意味は「遠くを見る、あるいは、はるかに眺める」と辞書にあった。なるほどなるほど。そして「神さび」もわからない。早速調べたら『かむさび・神らしく振る舞うこと。かみさび』とある。辞書を調べてようやく内容がわかった。まったくボクは勉強不足です。そして伊藤朴さんの見ている風景が見えてきたような気がした。

 そんなわけで南外の楢岡短歌会のメンバーが相次いで入選したことが、その末席をけがしているボクにとっても嬉しいことだった。



今朝は快晴。横手平野から久しぶりに鳥海山が見えた。今年初めて「眠る少女の顔」の雪形が見えた。今年もこの少女に会えたなぁと今朝はニコニコとボクも微笑んだのです。写真から少女の顔が見えますかねぇ。ボクにはしっかりと見えますが・・・。
これにて本日のブログは終了です。

   鳥海山「眠る少女」の雪形に今年も夏が来たぞと笑う

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