高校野球・幻の映画『青春』

まだ立葵が

 今日、本店の社長がよく話す「シャバ」の大曲に出かけた。障子紙をちょっと使いたいので買いに行ったのである。そのスーパーの金網の向こうには立葵がまだ元気に咲いている。
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梅雨明けまでは咲くと言われているようだが、立秋を過ぎてお盆を過ぎても元気のようだ。


懐かしい映画

 映画の市川崑監督はいろいろな作品を出した人である。1964年に開催された「東京オリンピック」の記録映画は賛否両論だった。
 否定論者は「こんな映画は記録ではない」息巻いていた。しかし、ボクは「東京オリンピック」を見た時にとても良いなぁと思った。要するに勝負などではなくオリンピックに参加する選手や周りの人そして物などのエネルギーを表現していたと感じたからである。
 その市川崑監督が東京五輪から4年後に全国高校野球選手権の50回記念大会の記録映画『青春』を撮っている。その映画は1968年(昭和48年)に公開されたがその後DVDなどにされず「幻のドキュメンタリー」と言われてDVD化が待望されていた。
 それが最近DVD化された。朝日新聞SHOPにあったので早速取り寄せた。
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 早速、観た。甲子園をめざす全国の北から南のチームを取材している。そして、代表になった48チーム(当時は各県1チームの出場だった)が甲子園に集う。そして、トーナメントを戦ってゆく。
 開会式や試合経過に東北から三沢(太田幸司が2年生の時に行進している)、秋田市立(ベスト8まで進む)、盛岡一(バンカラ応援が映る)、東北、磐城、日大山形が出ている。

 秋田市立(現秋田中央)の胸のマーク「Akita」の文字を見て
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「アッ、この映画をオレは48年前に観た」ことに気づいた。
 それは宮城にいた頃。学校の映画鑑賞の時に宮城県の南郷町にある野田会館という小さな町の公民館のような場所で観たのだった。この選手は船木投手だったはずだとも・・・・。
 今回、あらためて確認したら映画ではレフトの選手を追いかけている。準々決勝であの新浦投手のいた静岡商(この大会準優勝)に1-5で負けた時のナレーションが次のように語る。
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「打数3安打2打点1三振1盗塁0得点0失策0。彼は明日秋田へ帰る」
このレフトの選手は唯一の点を叩きだしたのである。

 おそらく今の高校野球とは技術的にも練習方法でも比較はできない。しかし、熱い思いは当時の方が強かったのでは思った。

 大阪の興国と静岡商の決勝後の映画のエンディングで話される言葉が良い。
「どちらかが勝ち、どちらかが負ける。それが試合というものだ。だが勝敗は試合の結果であって、試合ものものではない。技量において両チームに大きな差はないであろう。今、このグラウンドの上には18人の若者の姿だけがある」
 スタッフに谷川俊太郎が入っている。だからこんな詩的なことを言うんだろうなぁと思った。

 あらためて考えるのだが野球は「負けのゲーム」。だからこそ「良き敗者たれ」の言葉が重いのである。

 懐かしい映画を観て、高校野球はいいなぁと思い直した次第です。


と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。

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