成績が良いとは・・・


みぞれ降る

 写真ではあまりよく見えないが白い縦じまがある。実はこの写真の白い縦じまはミゾレが降っているところである。
 この季節にまったく・・・。気温は10℃まで達していないので寒い寒い。職場では冬場の残り少ない灯油を使ってダルマ型の石油ストーブを焚かなければ仕事ができない状況である。
 四月の今の時期は淡雪ではあるが雪の降るのはまだまだ避けられないのだろうなぁ。明日は夏タイヤに交換をする予定になっているのに・・・。

   みぞれ降る四月の半ば過ぎてなお豪雪の冬PTSD


学力とは何かを考えさせられる

 魁新報(2013.4.18付)の読者の投稿欄『声の十字路』に秋田市の田口さん(52歳)という方が『教育、進路指導在り方見直しを』という提言を投稿していた。
内容の概略は次の通り。

『秋田県内から東大をはじめとしていわゆる難関大学に進学実績をあげるために「高校では成績の良い生徒に対し、とにかく難関大への進学を勧める傾向があるのではないかと心配になる」。ところが難関大学に進んだ学生の多くは「それだけを目指していたので目標を失い抜け殻のようになっている」ことが多いようだ。
また、難関と言われる医学部を出た(頭の良い??)ドクターも患者と向き合わずパソコンの画面ばかり見て病気だけを見る医師がいるという。
たとえ学力が劣っていても、ギターを弾きクラスを一つにできる生徒、笑いを誘って場を和ませる生徒などは貴重である。社会は多様な人間がいるからこそ成り立つ。まずは教育、進路指導の在り方を見直す必要があるのではないか』
 もう少し内容は長いのだが割愛。

 これを読んでボクは正直納得した。医者は「診る」ではなく「見る」なんだろうなぁとも思った。
 そして何よりも有名難関大学に進むことを叱咤激励していることは日本一の人口減少県である秋田をより一層奈落の底に突き落とす行為ではないのかなぁと考えてしまう。
 その理由は有名難関大学に進学した子どもたちは秋田にUターンしてこない。そのまま都会の大会社に吸収されてしまう。実際のデータはないがボクの予測では有名難関校に進学した95%以上の子どもたちは秋田には帰ってきていない。人材流出そのものである。
 ボクの友人の一人息子もそうだった。国家公務員に受かり就職した先は遠く関東地方。確かにやりたい仕事が秋田にはないのかもしれないが結局一人の若者が秋田から消えてしまった。いずれ帰ってくるのも三十数年後になってしまうだろう。

 仕事がないから仕方ねべ。と、言うかもしれないが秋田の衰退は将来日本全体の衰退につながることになる。どこかの新聞に書いてあったが「快適な生活をした人類は子孫を増やさない」らしい。秋田はのんびりと快適な生活をしたわけではないのに人口がどんどん減ってゆく。これはある意味政治の貧困の結果の可能性が大きい。
 そして都会に住む人間は快適さを追求し満喫して次第に人口は減少する。そして日本は・・・。こんな筋書きかなぁ。もっともその頃はボクが死んで50年後くらいだと思うが。
 そんなことを考えさせられる田口さんの投稿であった。そして金子みすゞさんの詩「わたしと小鳥とすずと」を思い出した。

 わたしが両手をひろげても
 空はちっともとべないが
 とべる小鳥はわたしのように
 地面(じべた)をはやくは走れない。

 わたしがからだをゆすっても
 きれいな音はでないけど
 あの鳴るすずはわたしのように
 たくさんのうたは知らないよ

 すずと、小鳥と、それからわたし
 みんなちがって、みんないい

 投稿者の田口さんも次のような言葉で投稿の最後の文にしている。「社会は多様な人間がいるからこそ成り立つ」。秋田にいろいろな若者が定住することは夢物語になってしまった。
 例によって話しがとっちらかってしまったなぁ。


本日は職場の歓迎会。早めにブログアップして歓迎会に臨みます。酒飲みはあまり得意じゃないのですが・・・。まぁ、軽く飲んできますけれど。

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