『ハングルの森』
暑かったです。35℃近くまで気温は上昇。この時期にノウゼンカヅラ、ムクゲなど夏の花は一斉に咲き始める。
今日はムクゲ。
ハイビスカスのような形をしている。韓国の国旗の意匠とも言われているらしい。
突然、話は変わりますが知人の加藤隆枝さんが4冊目の歌集を上梓した。タイトルは『ハングルの森』である。
帯には次のようにある。
『ハングルとの出会い、その魅力に引き込まれ、森の奥へ奧へと手探りで進んでいく。好奇心にきらめく十五年の歳月、読点を打つようにまとめた一冊』
秋田魁新報の「郷土出版」には次のように紹介されている。
『秋田市の歌人加藤隆枝さんの第4歌集は、収めた200首全てがハングルにちなんだ作品という異色の一冊』
として歌集から何首か選んでいる。先日、発行所から届いたので読んでいる。その中にムクゲを詠んだ一首がある。
ソナギふる韓国の夏、無窮花(ムグンファ)と呼ばるるムクゲ咲き出したるや
ソナギ(にわか雨)
調べてみるとムクゲは韓国では無窮花と呼ばれているらしい。
そして、次の二首はウームと思わせてくれた。
〈親日〉が侮蔑でありし過去ありて過去とばかりもいえぬ今日(こんにち)
きれい好きな日本人は日本史も水に流してすすぎこしかも
この二首を読んだ時に参院選途中でコーノ外務大臣という男が韓国大使を呼んで「韓国の対応は極めて無礼」などと暴言を言い放つ場面をテレビで流させたりしていたことを思い出した。
ボクは徴用工問題なども含めて日本の正当性を言い募っているのかと思ったのである。「嫌韓」を前面に出して選挙を有利に運ぼうとしている腹づもりも見えた感じがした。
歴史を修正しようとしているのだろうと思った。
そして、2019.7.19付の朝日川柳の一句
隣人とおりあいつけるのどうも下手
神奈川県 村田卓さん
ハングルを短歌に取り込んで詠う。確かに異色かもしれない。でも、全体を読み通すとどうして隣人と仲良くできないのか。そんなことを思わせてくれる一冊だった。
そうそう、前の職場で韓国語を勉強し始めたという方(MRIさん)がいたことを思い出した。
「ルールをおぼえるとおもしろいですよ」
と、ニコニコと話してくれたことが印象に残っている。
と、言うわけで本日はこれにてブログは終了です。
「日韓のサッカーの時は無口です」彼の奥さん韓国の人