殿山泰司ベスト・エッセイ
ノウゼンカズラ満開に
関東東海地方が梅雨明けしたとのこと。それと同時に気温がグングン上昇していると報じている。
南外村はここ1週間以上30℃超えである。となりのノブ君が草刈りをしていたが暑くて大変だったようだぞ。それだけ暑いのである。
南外村ではノウゼンカズラが満開である。
大部分は杉の木にからみついて満開になっているのが多い。
何だか寄生樹のような感じがするのだが夏の花であることは間違いがないですね。カズラ(葛)と言うくらいですから寄生樹かぁ。
さぁ、夏本番になります。
さすがにいいなぁ
先日、NHKラジオの朝の放送『すっぴん』で作家の高橋源一郎さんが「源ちゃんのゲンダイ国語」で今は亡き殿山泰司さんの『殿山泰司ベスト・エッセイ』を紹介していた。
そりゃ絶対に読みだと思い注文。先日届いたので読んでいる。
その中にボクの考えているのとぴったりな内容が書いている。57年も前に書いたエッセーにである。
抜き書きします。
『ついでだから書くけどよ。オレはオリンピックの東京開催にも反対したいんだ。こんなお粗末な国でオリンピックをやってどうだってんだろうね。わからないな。オレはニッポンなんて世界の片すみで小さくなって、静かに平和に暮らしてゆければそれでいいと思ってるんだ。いまさらなんで名前を売り出す必要があるのかね。そりゃね、17歳の少年も16歳の少女も、そのころはおとなになっているから大丈夫だけどさ S36.3』
書いたときが昭和36年。それから3年後17歳の少年も16歳の少女も大人になったS39年にに東京五輪が開催された。
だが今どんなに思い出そうとしても昭和36年にボクはオリンピックの影も形も思い出せない。中学2年か3年頃だったろう。
ただ、昭和39年に東京五輪は確かにあった。東洋の魔女も知っている。そして市川崑監督の『東京五輪』の記録映画もDVDで持っている(はず)。それは市川監督の映像の素晴らしさに感動したのである。当時、この映画を記録映画として認めないというバカヤローな政治家とかその取り巻き連中がいたことを思い出す。
で、来年開催の東京五輪。今でも「やめてしまえ」と考えている。もしも殿山泰司さんが生きていたら言うだろうなぁ。
「嘘つきばかりで呼び寄せた東京五輪なんかなにになるのか。それにあの8月のクソ暑い東京で走ったり飛んだりするキ○○イ沙汰は・・・。やめてしまえよ」
ま、想像ですけれどね。
今でもボクは言いたい。東京五輪なんかやめてしまえ、と。
それにしても殿山泰司。いい役者でした。そして、頭の形がいいですねぇ。さすがです。
本日のブログはこれにて終了です。
夏を呼ぶノウゼンカズラのオレンジは暑苦しいけど諦めもつく