戸波鉱泉で湯治


雨の日

 午前中は雨。朝方は気温8℃だったが夕方になり少しずつ下がり始めた。しかし、零下の気温にはならない。積雪はだいぶ下がってきたので少し過ごしやすくなってきた。写真は雨に煙る雄物川の河畔です。


湯治で読書を

 最近、右膝がの痛みがひどくなってきた。こんな時には戸波鉱泉にかぎる。右膝は正月から少しずつしくしく痛み始めていた。除雪機を運転する時、オーガを水平にするためにおろす必要がある。その時に右足で蹴飛ばすから尚更痛みが増したらしい。痛みが増す前に戸波鉱泉に行こうと考えていたのだがドタバタとして今日になってしまった。鉱泉に着いて2回湯治したら膝の痛みは和らいだ感じがする。ありがたいことです。

 ところで部屋を借りて四時間ほど滞在したのだが風呂に入ってる時間よりも休憩している時間が長い。その時に読む本を持参しなかった。
 心配はいりません。戸波鉱泉の休憩室には本棚が備えられている。その中に『ちくま文学の森 10 賭けと人生』を発見。日本文学や落語が8篇そして外国の文学13篇などの小品を集めたアンソロジーである。
 麻雀やパチンコや競馬など小博打大好きなボクはすぐに飛びついた。外国の文学は飛ばして日本の内容を読むことに。

 まずは子母沢寛『紋三郎の秀』。舞台は江戸時代。利根川河口付近。ヤクザもので博打打ちの定番ですねぇ。いがみ合うヤクザ同士の喧嘩に立ち会う腕利きの博打打ち「秀」の話。何と歯切れの良いことか。講談を聞いてるようにテンポがいい。
 次に獅子文六『塩百姓』。時代は戦後60年くらい前。九州が遠く望める瀬戸内地方の貧しい入り江の農山村。そこで塩作りを始めた男の働きずくめの人生がすごい。
 そして、今東光『闘鶏』。大阪河内で軍鶏を飼い育てる少年の成長と地域で闘鶏に熱狂する混沌とした大人たちの世界が描かれる。
 これまで読んだことのない作家たちの短編小説だが湯治のノンビリした時間を十分に楽しませてくれた。
 このアンソロジーでまだ読んでいない五味康祐『喪神』菊池寛『入れ札』森鴎外『最後の一句』さらにヘミングウエイ『5万ドル』も読んでみたいなぁと思いながら戸波鉱泉を出た。近いうちにもう一度行かなくては・・・。

 ところで本来ならば正月だけプレゼントしてくれる記念タオルもオカミさんにいただいた。昨年は正月にいただいたのだが今年もいたたけれとはラッキーなり。感謝感謝です。


我が家のとわちゃんとわかちゃん。彼女たちのお母さんのお雛様を飾ってもらった。我が家にはいなかった女の子たちだなぁとつくづく思ったのです。
ところで先日の会合の時にデジカメを忘れた。主催者の方がちゃんと持っていてくれ本日届いた。感謝感謝である。どんどんと忘れ物が増えてくる・・・。

  このところ忘れ物増え気づきます正しく老いる途上にあると

これにて本日のブログは終了です。

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お久しぶりです

ご利用ありがとうございました!
おまごちゃん、大きくなったことでしょうね。

あの文庫ですが、 お持ちくださってよかったのですよ♪
今度 来た時に お気に入りがありましたらどうぞ^^
おまごちゃんの読書感想文にも・・・

また湯ッコに入りにゆきます

ゆっこさん

ご無沙汰しております。なかなか増田方面まで行けなく
なってしまいました。
孫たちも大きくなりました。上の子は外で入るお風呂が
ゆっこさんのお湯だったと思います。

並べられている本のラインナップがとても良いなぁとい
つも思っていました。今度、鉱泉に行くときを楽しみし
たいです。
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