やぎさんゆうびん
春はあけぼの
今朝、起きた時の東の空の様子。
これを見ると中学校の頃に習った『枕草子』の最初の部分を思い出す。
『春はあけぼの。やうやう白くなりゆくやまぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる』
その通りだなぁとつくづく感じる。
今日は国会の予算委員会がテレビ中継された。午前は衆院、午後は参院。
全部を見ることはできなかったが立憲民主党の質問場面は見ることができた。
コロナ禍で東京五輪を開催するのかと問われたスガーリン。いよいよボッカレ蓄音機を炸裂。「安全、安心、安全、安心・・・」をひたすら繰り返すのみ。
感染がレベル4の状態でも開催するのかと問われても「安全、安心・・・」を唱えるだけ。
この場面を法政大学教授の上西充子さん(ご飯論法と命名した方)はスガーリンの答弁を『やぎさんゆうびん』と例えていた。
『やぎさんゆうびん』 まど・みちお
白やぎさんから お手紙 ついた
黒やぎさんたら 読まずに 食べた
しかたがないので お手紙かいた
さっきの 手紙の ご用事 なぁに
黒やぎさんから お手紙 ついた
白やぎさんたら 読まずに 食べた
しかたがないので お手紙かいた
さっきの 手紙の ご用事 なぁに
要するに同じことを繰り返して誤魔化すのだ。理不尽であり説明になっていなくて話は延々と続く。
「帰ったきた酔っぱらい」のフォーク・クルセダーズが復活したときにこの歌をカバーしている。その時にメンバーの作詞家で精神科医のきたやまおさむ氏が『やぎさん ゆうびん』を究極の不条理な内容である。と、話していたことを思い出す。だから精神科医として面白いので「歌」として取りあげていたはず。
しかし、国会でこんな「答がかえってこない」不条理な答弁ともいえないことを話しているスガーリンは言語道断。その意味ではスガーリンは政治をやれる人間ではないってこと。
で、彼は何が何でもオリンピックをやるつもりだということが、この不条理さの中に見えた。とっととやめるべき政治家の一人だ。
話は変わるが水泳の池江璃花子選手ツイッターに対するいろいろな反応についてLITERAXというページで『池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが五輪反対運動封じと開催世論誘導に利用! これまでも池江を強行開催の広告塔に』として書いている。少し長いのですが、クリックしてぜひとも読んでください。
夜のニュースを見ていると今日の国会の論戦を報じている。ところがスガーリンが話した都合の良い場面だけをすくって報じるテレビ業界の醜悪さに酒が増して仕方がない。
その点、ラジオは歯に衣を着せずに善し悪しを報じている。やはり、ラジオだよなぁとつくづく感じている。
本日のアマチュア無線
7メガ。朝方カタールとヨーロッパ側のロシア。それより、ちょっと遠いルーマニアなどを呼んでもまったく応答がない。夕方はヴェネズエラ。USAは相手してくれなかったなぁ。
本日はこれにて・・・
わが国はまともに質問答えない総理がいます背筋が寒い