円谷幸吉の喘ぎ
夏至
何げなく目の前には夏至。
この時期になれば何日間かは日の出午前4時10分頃、日の入り午後7時10分頃でそれほど変わらない。しかし、これからは日の出の時間が少しずつ遅くなってくる。
そんな日に向こうには「ウリ」のような葉っぱに大きな薄紫の花がついている。
もうすぐ盛期は終わりの感じである。
※この植物は「オオバギボウシ・ウルイ」とのことです。
東京五輪開会式。入場者を1万人プラスアルファーということにしたと発表した。アルファーは大会関係者やVIPとのこと。
バカヤローたちである。
話変わって。岩手や宮城を通った聖火リレーの映像がネットで流れていた。特に松島を通ったときの映像はヒドイ。コカコーラやら日生やらのスポンサーのデコバスが大音量で沿道に並ぶ人たちに記念品をばらまいている。しかも、沿道の人たちも嬉々として「ものもらい」だ。
これを見たときに感じたのは「ギブ・ミー・チョコ」であり秋田弁で言う「ヤッコ」ということだ。そんな「人」の下衆の心根を醸し出させたのが東京五輪。
ボクは貧乏人と言われても傷つかないし、それは当たっていると考えている。しかし「貧乏くさい」と言われたら落ち込む。貧乏でもプライド(のようなものは)もって生きているつもりだ。
聖火リレーを見ていると申し訳ないが「貧乏くさい」の一言である。ミダグネーとしか言いようがない。聖火リレーをリードしている方も、見ている方も・・・だ。
こんな恥ずかしい五輪は中止しろ、中止を。
ウガンダの選手団。濃厚接触の判断もしないで宿舎に入ったらしい。もしかしたらスプレッダーになるのかなぁと心配である。
これから五輪が本格的に始まったらウガンダの例などは蹴散らすくらいの勢いでCOVID-19の恐れが拡大するはずだ。
困ったもんだ。
話、変わってちょっと短歌のこと。
雑誌『NHK短歌』を見ていたら7月の巻頭秀歌に
新国立競技場のトラック喘ぎつつ夜ごと円谷幸吉走る
藤原龍一郎『202X』
が紹介されていた。そうだ、この赤い表紙の歌集を去年読んでいたと思い引っ張り出してあらためてパラパラと確認した。
この歌を藤原さんは東京五輪を強く批判して詠んでいるのではないかと思った。
その理由は「コンパクト五輪」などといい既存の設備を使うことで呼び込んだ東京五輪。ところが元の国立競技場はいとも簡単に壊してしまいものすごく金のかかるオリンピックになってしまった。要するに嘘に嘘を重ねた東京五輪である。
藤原さんは円谷幸吉は新国立競技場になっても今でも喘ぎ喘ぎ走ってイギリスのヒートリーにトラックで抜かれて2位から3位に落ちたことを歯ぎしりして走っていると想像したとボクは考えた。
スガーリンよ。党首会談で「東洋の魔女だのヘーシンクだのアベベだの」とアホらしい話じゃなく円谷幸吉のことを話したら、ボクも少しはオメーを「人」として見たかもしれない。
と、ボクは感じたのであります。喘ぐ円谷。ツライだろうなぁ。
この歌集には
愚かなる宰相ありて知性なく徳なくそして國亡びき、と
という歌もある。
本日のアマチュア無線
14メガ。アフリカンイタリア(地中海にあるイタリア領の島だがアフリカのエリアになっているらしいZONE33)、ドイツ、ヨーロッパトルコ、ポーランド、北マケドニア、カナダ
夕方、ドミニカを呼んでいたらなんと言うことでしょう。GYPさんがサラッと持っていった。結局ボクはできませんでした。
本日のブログはこれにて
気づいたら夏至になってたお昼頃 太陽背にした 影が短い