秋田県高等学校文化祭へ
今日は「秋田県高校文芸祭」出席のために秋田市まで。
表彰式や講演などがあり楽しくもバタバタと忙しく過ごしてきた。写真は北条さんの講演の模樣。

作家、伊藤永之介のことを取り上げて講演ばかりではなく映画『警察日記 今日も豚箱は満員』を上映。若い頃の吉永小百合や宇野重吉など懐かしい役者がたくさん出ている60年以上前の白黒映画も観ることができた。「日本むかしばなし」の語り手だった常田富士男さんがとっぱじめに立ちションをしている場面から始まったのがおもしろかったなぁ。
午後からは高校生諸君と短歌講座を実施。
今日のアマチュア無線
K値は相変わらず4近く。こりゃあダメじゃんと思いながら朝方の160m。こんなK値だがZS2DLとかZS1Jなど南アフリカがピコンと見えたりする。しかし、すぐに消えるので交信にはいたらない。その他、ヨーロッパもボクのシステムでは歯が立たなかった。
『今日の短歌 WEB版』
この手紙赤き切手をはるにさへこころときめく哀しきゆふべ
若山牧水『別離』 岡井隆著『短歌入門』から
短歌と言えば若山牧水。現代の短歌と言えば岡井隆。と、言われるらしい。その岡井さんが『短歌入門』を書いている。その本の中に『初句と結句』の項目がある。
その一節の中で最初に取り上げているのが今日の短歌である。
この歌をボクなりに読めば赤い切手を貼りながら心がときめいている。でも「哀しい夕べ」なんだよなぁと言うことになる。心ウキウキが突然湿っぽい夜になってしまうのだ。何だか不思議だぞ。そのわけのわからなさに詩情があるらしい。
そして、岡井さんは次のように結んでいる。
『(短歌の入門として)短歌を構成する五つの句のうち、もっとも重要な、この二つの句(初句と結句)に気をくばってみることです。作品がうまく出来あがっていない時、初句を置換したらどうか、と、考えてみて下さい。また、結びの句のあり方が、どうなっているのか、ちょっと点検してみることです』
そうだよなぁ。
ところが昨日、朝日新聞の特別番組で永田和宏さんがAIに挑んだ短歌(花仙)を見ていたら彼は次のように話した。
『朝日歌壇に投稿するかなりの短歌が「結句病」になっている。結句にこだわりすぎていておもしろくない』
ような話をしていた。
ウーム・・・。難しいもんですね。要するに好きなように作れってことだろうなぁ。
若山牧水はどんなふうに言うのかな。
セロリー日記
今日の夕方はオッカアもいない。ボクも帰ってきたばかり。何だかいじけているようだ。
仕方がないですね。
本日はこれにて。たくさんの高校生諸君の前で話したりするのは疲れますね。と、言うわけで本日も生存証明です。
温かい季節外れの気温です春夏秋冬 春夏冬かも