積まれる本はインテリア?


白いチョウのような花

 その昔、森山加代子という歌手が「白い蝶のサンバ」というのがあった。我が家のすぐそばの杉の立木に蔓性の植物がある。
 その花がなかなかおもしろいなぁと思って写真を撮ろうと思い車を駐めた。なぜ、面白いかは何だか小さな白い蝶がとまっているような気がしたからである。すると、すぐ近くの知人が作業をしていてボクがなぜ車から降りたのか不思議そうな顔をしていた。
 それもただの雑草を写真に撮ろうとしているのだから呆れたのだろうなぁ。

    名も知らぬ蔓草の花真っ白な蝶のようです林の中で


片付けられない能力がある

「まずオラエのジサマだば本なの雑誌だの積んでおいて邪魔になる」
「散らかしてばかりだ」

家人にいつも言われる言葉である。

 本や雑誌を買ってもそのまま積んでおくことが多い。本は読むものじゃなく買う物だと考えたりしているので買っても読まずに(読めない)摘んでおく。でも、気に入ったら読みます。数ページ読んで「これは外れだ」と思い放り出すモノもある。でも、それはそれで良いのです。
 いつか読みますか?とか本当に読むんですか?と聞かれることもある。そんな時にボクは「本は持っているだけでいいんです」と答えることにしている。いつしか本棚も満員になり床や机の上に所構わず積んでおくことになる。
 それでも古い雑誌は裁断してデータ化した。裁断した雑誌は積み上げたら床からの高さは3メートル以上になるだろう。それだけスペースは空いた。しかし、愛着のある雑誌類はどうしても裁断することができない。だから高さが3メートル程度では焼け石に水なのである。
 要するに他人や家人から見たらこの状態は散らかっている。という部類になるだろうなぁ。

 ところがである。2012.6.30日付の朝日新聞コラム『ジョシ目線 本はすてきなインテリア 筆者 淀川美代子』に目がとまった。海外の写真集「BOOKS DO FURNISH A ROOM」ボクが適当に訳すと「本は調度品」かな?と思います。

 淀川さんはこの本で紹介する壁いっぱいの本棚に本が納められている写真を実に素晴らしいインテリアだと書いています。
 さらに淀川さんがいいなと思っているのは「倚子の横のテーブルやベッドのサイドに、いつも見たい写真集や読みかけの本、装丁が気に入った本などを、さりげなく重ねておく。そして花や緑や、キャンドルをあしらう。それだけでカッコいいインテリアだと思うのです」と言います。

 なるほど、ボクの布団のまわり(ベッドではない)には地震が来たら頭の上に落ちるかもしれない本や雑誌がさりげなく積んでいる。花も緑もありませんが・・・・。でも、これこそインテリアだろう。と、家人に居丈高にするのも大人げないのでやめますが・・・。

 さらに淀川さんは「床にたくさんの本や雑誌を無造作に積み上げている友人がいますが、それもまたすてきなインテリアです。積み方にもセンスが必要かもしれませんが」と無造作に積む本にも愛を注いでいるのだ。

 まったくその通り。ボクはインテリアのために本や雑誌を積んでいるのだ。と、少しは気持ちが和みながらこれからも本や雑誌を所狭しと積むことにしようと考えたのである。ただしセンスは全くありませんけど・・・。そして、怖い目線もありますけれど・・・。
 要するにボクには「片付けられない能力」が備えられているのである。写真集「BOOKS DO FURNISH A ROOM」も早速注文したのであります。


本日はとわもわかも登場しません。写真を撮影する暇がありませんでした。二人とも元気です。と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。

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