本当のことは実験が証明する


虹の色

 子どもの頃、親父に虹の色の覚え方を教えられた。「あか、だい、き、みどり、あお、あい、し」と言えば七色覚えられると言うのだった。親父がすべてだなんて言いませんが怖い親父だったのでそのまま覚えて現在に至っている。

 さて、先日仮説社の板倉聖宣著『虹は七色か六色か~真理と教育の問題を考える~』を読んだ。60ページほどの小冊子だが内容は濃く、しかもおもしろかった。内容をかいつまんで書くと次の通り。

『1978年当時、「虹の色は日本では七色が常識だが、アメリカでは六色が常識になっている」ことが話題になった。なぜ日本では七色が常識なのにアメリカでは六色が常識なのか。そのことについて考察している。
アメリカの虹色六色常識を調べた日本の学者たちはアメリカ人は色の感覚が日本人と違い藍色(インディゴ)をしっかり見ることができないためだろう。さらに日本人は藍色をしっかり見極めるしっかりとした土壌・文化があったから七色が常識だと推論。
そこで板倉さんはアメリカでは昔から六色で虹の色を常識としていたかを調べた。するとアメリカ人はニュートンの分光学の頃には七色としていたことがわかった。もちろんそれはアメリカの教科書にも載っている。では、なぜアメリカでは六色になっていったのか。アメリカの教科書には七色と書いている。しかし、実際に実験して観察すると見えるのは六色である。と、書いているのだ。そこには実際に見えるかどうかの実験精神があった。
つまり、日本の学者たちが虹の色の見え方について日本とアメリカとの文化の違いを論じたことは間違っていたことに気づいた」

まぁ、ざっとこんな内容です。この冊子を読みながら、ボクは教科書や本などに書かれていることを頭から信じてしまうことの危険さ権威主義に気づかされる。テレビ番組ではないが実際に「やってみなくちゃわからない」ことを肝に銘じよう。

 教科書に載っているから正しいわけではないことが今までもあった。例えばブラウン運動で花粉が水中を動くことが昔の教科書に載っていてボクは信じていた。ところが実験をしてみると花粉は動かないという。教科書の執筆者たちは実際に確かめないで古い常識をそのまま記述したのである。

 虹の色をプリズムで作り出して生徒諸君にたずねてみた。
「どんな色が見える?」
「赤、黄、青だなぁ」
「まぁ、そんなところだべな」
 このような雰囲気でどうもボクにも誰にも七色には見えない。もちろん厳密な分光器でも使えばもう少し正確にわかるのだろうが・・・。それでも、せいぜい赤、黄、青に橙色が入る程度だ。まぁ、実際に見るとこんなものなんです。

板倉さんは言う。
『虹が七色でも六色でもかまわない。ただ、最近の日本の教科書は七色から六色にするのが増えてきている。そんな転換期になぜそうなったのか理由を明確にすべきだ。それが反省にもなる。科学者たちはいつも「自分の目で、自分の頭で考えよ。そうしてはじめて創造性が高まるのだ」といいます。しかし、多くの科学者たちはとても権威主義的で、権威にしたがって考えることが多いのです。「自分自身で考えずに暗記を貫いたから優等生になれて、それで科学者になることもできた」という側面も無視しえないのです。だから「指導的な学者たちでも、つまらぬくことにこだわって、とんでもない間違いをおかすこともある」ということをお知らせするのも大切だ。と、思った次第です」

 本当のことは実験が証明することを楽しく学び読むことができた1冊である。



例のグリーンロード。朝は通行止めだったが夕方の帰宅時には開通になっていた。良かったなぁ。少しミゾレ混じりの中を走ってきたが10分近く通勤路の時間短縮になった。通行止めは1年以上にわたったのである。



我が家のとわちゃん。今日から我が家をちょいと離れて暮らすことになる。少しさびしいのだが成長を見守りたい。
そんなわけで今日の写真は今朝撮影した1枚。お気に入りのエマニエル婦人風?椅子(何と古いことか・・・要するに安物の回転式籐椅子です)に座って名前を呼ばれるとご機嫌に手を上げている姿である。
と、いうわけでニワトリのもも肉燻製でビールを一杯やって休みます。これにて本日のブログは終了です。

    抱きついて外に散歩をせがむ孫その重さこそ元気の素に

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