手に汗を握るとは


本日の恵みの雨
 朝から夕方まで雨が降り続いた。これでワラビも太くなるんではと知人が語っていた。ワラビもそうだが農家は大喜びだろう。今日の写真は桐の花。出身大学の校章に刻まれており校歌にも歌われている桐だ。『花ふゝみたる桐の葉を しるしといだくむねのうへ』と歌い出す。調べたら現代訳は『花蕾を含んだ桐の葉を 校章として胸の上にいだく』なそうだ。その桐の花が今日の風雨によって落とされ雨に濡れた道端を紫に染めている。先日、好天の日に撮っておいてよかった。桐の花のふくよかな香りがとても素敵だった。オーッ俺はロマンチストかもしれない。

本日のノーヒットノーラン
 テレビって何にもおもしろくない。リモコンのチャンネルをあっちこっちと押しまくった。で、結局BS-7のメジャーリーグ(MLB)中継で止まった。あのスウィート・キャロラインのフェンウェイパーク。レッド・ソックスとロイヤルズの対戦。6回まで進んでいる。
 あれっアナウンサーのトーンが妙に高いぞ。何でかなと思い画面を見たらレッド・ソックスのレスター投手が6回まで四球1個のノーヒットノーランとか。寿さんの好きなサウスポーだ。これでは中継にも熱が入り興奮するはずだ。7回三者凡退。8回三者凡退。次第に見ているボクも「がんばれ」と応援しはじめる。
 野球は基本的に応援するチームがなければつまらないスポーツだと思う。ところが一度「ひいき」にまわったら最後ハラハラドキドキの展開になる不思議なスポーツでもある。だから「がんばれ」と思った途端に9回裏の投球がとても心配になった。
 9回裏。レスター君はこれまでMLBで完投したことがないとアナウンサーは伝える。頼むから悪い情報は教えないでくれ。おきまりの残念だったパターンを想像してしまうゼ。
 案の定、先頭打者にいきなりノースリー。どうにかストライク一つとってワンスリー。アメリカ流に言えばスリーボールワンストライク。どうでも良いけどね。結局四球を与えた。まだノーヒットノーランの可能性はある。でも、ノーアウト一塁。こんな時はだいたい悪い予想通りにことが運ぶ。つまりヒットを打たれるか。得点されるかだ。見ているボクも手に汗を握る。
 二人目の打者の打球がホームベース付近で高~くはずみゆるい三塁ゴロ。アーッやばいヒットだと思ったら間一髪一塁間に合ってワンアウト。ホッとする。走者は二塁へ。三人目の打球は当たりそこねの一塁ゴロでツーアウト。走者三塁へ。ここで応援しているボクはワイルドピッチでもパスボールでも一点。夢は消えると、最悪のシナリオを準備した。テレビの前にグーと近づく。
 四人目。速球にタイミングがあわず空振り。突然、テレビ前で監督になったボクは心の中で「ストレートでいけストレートで」とつぶやく。解説者の金森さんも「速球にあっていないですねぇ」と言う。ん?オレもプロ並みだ。
 で、結論。2-2から高めのストレート、ボール球をスイングアウトでゲームセット。ノーヒットノーラン達成。素晴らしい。テレビ中継と言えども儲かったなぁと思う試合を見せてもらった。
 結論。野球ってやっぱりおもしろいもんですねぇ。テレビもかな。

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