凧あげ


汚染の無い空を

 久しぶりに晴れ上がった。数日、ノンビリと過ごせる何もない日々を過ごすことができている。
 さて、今日は我が家とわちゃんと凧あげに挑戦だった。3月18日(日)に湯沢市で凧あげ大会がおこなわれた。物好きなボクはとわちゃん家族とともに出かけた。
 湯沢の凧の特徴は「まなぐ凧」と呼ばれマナグ(目)が特徴である。墨一色で書かれているのもマナグ凧の珍しいところ。さらに安定させるための尻尾をつけずに不安定さの中で上手に難しさが湯沢凧の技であるという。
 会場には津軽、能代、おそらくその他の地区からも凧の同好会が集まっていた。地元からは老若男女が楽しんでいる。子どもの手助けをして凧を天高く上げる楽しさが伝わってきた。

 30年ほど前、ボクも「凧」に凝ったことがある。凝ったと言っても凧が上がる原理、歴史、各地の凧の特徴などを色々な本を収集して調べた程度だが・・・。結局、凧が揚がる原理は飛行機と同じということがなんとなくわかった。

 ビニール風呂敷を切って自作した凧と細いミシン用の糸を常に車のトランクに入れていた。いい風が吹いている時に車を駐めてフワリと空中に浮かして喜んでいた。1メートル四方のビニール風呂敷がどんどん上昇気流に乗って豆粒のようになるまであげる爽快感を味わっていた。
 ミシン糸が切れてどこかに飛んでしまい、アリャリャと思ったこともあります。もったいなかったなぁ。でも、型は決まっているのですぐに作り直して新しい凧とミシン糸を持って歩いた。

 湯沢の会場では地元の味噌を使った豚汁が振る舞われて寒さを和らげることができた。その会場内では本物のマナグ凧と子供用のスポーツカイトが売られていたので両方購入。マナグ凧は自分で揚げることはしないで飾り用にする。
 かなり前に今は亡きJA7AO松本さんにマナグ凧のミニチュアをいただいたことがある。おそらく古い家の物置にあるはずだ。こんなことを思い出しながら買ってきた。

 そして、本日はもう1台の子供用スポーツカイトを持ってとわちゃんと一緒に凧あげ。風は上空を舞っている。一定しないのだ。でも、一瞬の風を読んでフワリと揚げた。たこ糸を全部出し切るまであげたら、とわちゃんの喜ぶこと喜ぶこと。途中で風が強くなってきたので慌てて下ろすことにした。自分一人ならば問題なくコントロールできる。でも子守りをしながらでは無理ですね。
 そんな一時を過ごした。命の洗濯ですね。でも、この空の向こうがフクシマでありそして宮城岩手の被災地である。汚染のない空であることを祈りたい。

   空高く舞い上がりたる凧見上げ空はすべてをお見通しだぜ


これにて本日のブログは終了です。

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