南外小唄
南外よいとこ
来客あり。わが南外村にある「ふるさと館」に宿泊することになった。久しぶりに行ってみた。さすが正月である。次々に入浴客がやってくる。宿泊客は少ない。
写真は「ふるさと館」を撮してみた。
さて、今日はわが故郷南外の唄である(と、思っている)南外小唄について考えてみた。
ボクは今後劣化するか再生機器のなくなる可能性の高いレコードやカセットテープなどの音声をCDにすることやビデオテープをとりあえずDVDに映像化することを商売にしようと考えていたことがある。まぁ、これからも考えてゆくのだが・・・。その延長線上での話である。
ある日、ボクの所に一本のカセットテープが持ち込まれた。南外小唄と南外の緑(あお)という2曲が吹き込まれたものである。「南外小唄」は鈴木美代子という歌手が歌い「南外の緑」は鈴木雅子と言う人が歌っていた。おそらく地元の広告のために作られたカセットテープだろう。
音声をコンピュータに取り込み始めた時に歌詞に対して違和感が増幅した。それは「南外小唄」の歌い出しの部分である。
そこでクイズです。南外小唄の歌い出しは次のどれでしょう?
イ、南外良いとこ一度はおいでソーラン
ロ、神宮寺嶽を東に眺めソーラン
「南外小唄」を知らない人に聞くと『イ』と答える。しかし、民謡歌手のように歌い込んだ人たちは『ロ』と答えます。実際の唄は『ロ』から始まる。
「南外小唄を唄います」
と、言ったら誰でも「チャチャラカチャーンチャカ、チャチャラカチャーン」のイントロのあとに「♪南外良いとこ」と出るのは当たり前だと思っている。
それが何と言うことでしょう。「♪神宮寺嶽を東に眺め」と歌い出される。これじゃあウームと思う。
「南外良いとこ一度はおいで」となるのは3番以降。
50年程前にこの唄が作られた時から、この歌の出だしは一部で不思議に思われていたのである。
「なんで、南外良いとこから出ないんだ」と。
実は作詞をした背景は次の通りらしい。神宮寺から南外村に入った時に見えるあるいは出逢う南外の名物・名産を順に並べて歌い込んだとのこと。
カセットテープなどに吹き込む時に少し変じゃないかなぁと誰も言わなっただろうか。そこが不思議でならない。しかも南外の方が作詞作曲したと言うのである。
そんなわけでボクは技術を駆使して???、3番の歌詞を1番にして(つまり歌い出しにして)1曲を仕上げた。
もちろん依頼されたCDにはオリジナルバージョンを1曲目に入れた。ボーナストラックとして「南外小唄-改」のようにして歌詞の順番を入れ変えたものを焼き込んだ。
できあがったCDを渡す時にボーナストラックにその曲が入っているよ。と、理由を話して届けた。その後、特にクレームもないので大丈夫だったのだろう。
それでは違和感を感じる南外小唄の一番を
♪神宮寺嶽を東にながめソーラン
中をとりもつ岳見橋
流れも豊かな雄物川
一番とすべき三番の歌詞
♪南外良いとこ一度はおいでソーラン
湯の神温泉 岩倉温泉
お湯の中にも花が咲く
ついでに某所で歌われていたデタラメの英語バージョンを
♪ Nangi good village Once come here So--Ran
♪ Yunokami-spring Iwakura-spring
♪ Flower blossom in the Spring
まったくなんてこったですが・・・。これをギターのEmでやるなかなかにカッコいい。我が家の今は亡き弟は中国語バージョンを作って結構うけていたことを思い出す。曲も半世紀近く歌い込まれると名曲になる。ボクはそう思っている。
と、言うわけで本日は南外湯の神温泉にある「ふるさと館」を見て思いついたことを出羽鶴を呑みながら書いた。
正月ですねぇ。絶対に抱っこできなかったのを勇気を出してようやくボクが抱っこできるようになったとわとのポラロイド写真をこりもせずにコピー。今日から不在です・・・・。
正月二日も良い天気。夕方、あまり人混みはあまり好きではないが初売りのヤマダ電器に行ってみた。全然、欲しい物がなかった。と、言うわけでほろよい正月二日目のブログは終了です。