第73回全県短歌大会
マーガレット?
道ばたに白い花が輝くように咲き始めた。これってマーガレットだと思うのだがどうなんだろう。誰も植栽したと思えず雑草の様相ではある。だが、この花は生命力の強さを見せる。
♪短歌はうまく作れない
秋田県生涯学習センターで魁新報社主催の第73回全県短歌大会が開催された。
以前、ブログに書いたことがある「くされたまぐら(何にでもクビを突っ込む物好き人間)」のボクも1首投稿して初めて参加してみた。
特に今回の選者で講師の穂村弘さんは口語短歌で有名な人だ。彼の話をぜひ聞きたかったのも一つの目的である。
穂村さんの講演タイトルは『短歌の秘密』。短歌の中にはどんな仕掛けがあるのか。どんなことが短歌や詩になるのかなどについて話してくれた。印象に残ったことを記しておきたい。
短歌は情報の伝達が正確である必要はない。むしろ誤読を生むような言葉の選択が必要である。正確な情報は会社などでは必要不可欠であるかもしれない。しかし、短歌においては情報の正確さは楽しさが抜け落ちてしまう。もっと言えば瞬時に読み手に言葉が届かずに「アレッなんだろう?」と作者と読み手との間に「心のやりとり」や「想像の入るすきま」、つまりタイムラグが入るのが短歌とも言える。日常の言葉と詩の言葉の違いですねぇ。実例をいくつかあげて説明してくださった。1首ピックアップしてみましょう。
空き巣でも入ったのかと思うほどわたしの部屋はそういう状態 平岡あみ
空き巣でも入ったのかと思うほどわたしの部屋は散らかっている 改悪例
「そういう状態」と「散らかっている」の違いですねぇ。
いずれにしても短歌は難しくものすごく奥深くそして楽しいものであるなぁと感じた次第です。ただし、ボクが短歌を上達するかどうかは二の次である。おそらく永久に短歌は上手くならないでしょう。だいぶ前に流行した井上陽水の歌を思い出した。「♪ダンスはうまく踊れない」である。もじって「♪短歌はうまく作れない」・・・・。アーァ。「くされたまぐら」道も難しいもんです。
常識を覆すような意識こそ最も困難短歌の世界
どうしても短歌はうまくつくれない右に左に思いは飛んで
本日の春季高校野球準決勝。大曲工は大館鳳鳴に2-6で敗退。明日、東北大会の第3代表をかけての試合がある。いずれにしても一ヶ月半後に開催される夏の大会が本番。それまで、どのようにチームをつくるかが大切だと思う。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。