金環日食


天は我を見放さなかった

 東京。昨夜は雲が厚くかかっていて今日の金環日食観測をボクは絶望視していた。何と悲観的な男だろうと思いながらホテルでワンカップを飲んでいた。
 一縷の望みは予報をチェックすると「雨は降らないで雲の切れ間から太陽は出るかもしれない」ことだった。だから部分日食でも見ることができたらラッキーだなぁと眠りについた。

 今朝。5時半頃に目覚め窓をあけると太陽が時々顔を出している。もしかしたら・・・早速、太陽眼鏡を出して見ると丸く見える。オッいいぞ。
 6時半頃から太陽は右上から欠け始めた。時々厚い雲に入るのだがちょっと待つと太陽は顔を出してくれる。これは期待できる。

 金環食になる7時15分頃にホテルの小さなテラスに出た。すると通勤に向かう人や日食の観察を楽しみにしている人たちがたくさんいる。皆が太陽グラスを上空に向けて楽しんでいる。
 午後7時半頃に金環食になった。周りの人たちから「ウワーッ丸いリングが見える」とあちこちから声が聞こえる。もちろんボクにも見えている。

 金環食の5分間くらいはズーッと雲の間から見えたり、雲に隠れてもリングの部分が肉眼で見えていた。金環食のリングは大サービスである。周りの人たちは大満足だった。良かったなぁ。

 カメラに太陽グラスをつけたりして撮影したが全然ダメ。後で皆で「どう?写真さ写ったが」と聞いたがダメらしい。ところが、とわちゃんのお母さんがスマホのカメラを太陽グラスでさえぎって写した写真が奇跡的にリング状になっている。金環食が撮影されていた。これはぜひ1枚もらうことにして本日のブログに掲載させてもらった。エライぞとわちゃんのお母さん。
 ボクが日食で撮影できたのは金環食が終わった後。とわのお父さんが木もれ日を見ながら「木もれ日にも日食が出るんだよ」と話していたのを聞いて「アーそうだった」と気づきあわてて木の下の石畳を撮影した1枚だけだった。とわちゃんのお父さんにも感謝である。

   太陽と月と地球が一直線奇跡のリング金環日食

 その昔、『八甲田山』という映画があった。これを伊奈かっぺい氏は
「東京さ行ったらあるジサマが映画館の前を通ったら山田甲八という映画をやっていたど。アヤー、オラえの隣のオドサンの名前と同じ映画だ。どんた映画だべど映画館に入ったら雪の中ばかりモサモサと歩いている映画だったど」
と言うような漫談をやっていた。その『八甲田山』の中のセリフ。
「天は我を見放せり」
ではなく、今回金環日食を見に行った東京行きは「天は我を見放さなかった」つまり大成功でした。

と、言うわけで本日は日食観察後は東京見物をし夕方南外に着いた。これにてブログは終了です。
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