「二十四の瞳」を観る
盛岡へ
急遽、休暇をとって盛岡にゆく。
帰り道「錦秋湖サービスエリア」に寄り少しガソリンを補給。そのついでに近くにせまってくる奥羽山脈を1枚撮影した。まだまだ春は遠いなぁと感じた。
これからの目標
NHKBSで「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」という特集を3年間放映するという。
最初は「家族編」として50本の日本映画を特集するらしい。山田洋次監督と言えば「寅さん」。
山田洋次監督は市井の人たちを丁寧に描いている人だと思う。その大監督が選ぶ映画だ。間違いはない。ぜひとも観たい。
だから、今年の目標は「山田洋次が選ぶ日本の映画100選」をできるだけ観てみようである。
これまで放映された映画は次のラインナップ。
1.東京物語 2.二十四の瞳 3.トウキョウソナタ 4.鉄道員(ぽっぽや)の4本。
「二十四の瞳」を観た。小豆島を舞台にした12人の生徒を受け持った大石先生の物語だ。放映された後に山田洋次監督が話していた。
「戦闘場面がないのだが反戦映画にもなっている」
子どもたちを思う教師の気持ち。教育の現場に自由がないことの理不尽さ。そして、教師と子どもたちとのつながり。戦争のむなしさとむごさ。2時間を超える映画の一つ一つのカットに涙がにじむ。ボクがこんなに涙もろいとは思わなかった。
そして、この映画は日本のミュージカル映画になっていると思った。全編、懐かしい童謡が流れて効果を出している。1954年(昭和29年)の映画では珍しいのかも知れない。
木下惠介監督の演出の素晴らしさとカメラマンのカメラワークにタメ息をつく。白黒映画ではあるが自然がゆったりと流れる。
さらに高峰秀子の分教場の若い教師から再び教師に復活する50代くらいまでの姿がいい。大石先生は自転車に乗って現れ、自転車に乗って消えてゆく。背景には「仰げば尊し」が流れる。この曲もあらためて良いなぁと実感した。
ところで、昨年のNHK大河ドラマ龍馬伝で岩崎弥太郎を演じた香川照之と小泉今日子が出演する「トウキョウソナタ」も現代的なテーマで最後の場面では涙ポロポロだった。二十四の瞳ではないが「泣き虫」なのである。ハイ。
と、言うわけでこれからしばらくは家族をテーマとした「山田洋次が選ぶ日本の映画100選」を観る。なんと安易な目標なことか・・・。どこまで視聴が続くのかは疑問ですけどね。
何となく重っ苦しい気分ですねぇ。塩竃のお父さんからメール。「レベル7が現実になりました。いよいよ100匏眸鯑颪あるかもしれません。その時は秋田に避難します。秋田も危なくなったら四国に避難しましょう。それ以上は、もう考えが浮かびません」。福島の隣にある県としては心配なことだと思う。
これまでは数字の七をラッキーと思っていたが今はワースト
これにて本日のブログは終了です。