自己犠牲の精神
白い花
隣家の庭に白い花が咲いている。満開だ。おそらく白い萩だと思うのだが秋の陽に映えて見事である。
1枚撮影させてもらった。
こんな人になりたい
以前、ブログに野村克也さんの話から「自己犠牲のない人間は野球が上手にならない」という内容を書いたことがある。
昨夜、野球仲間たちと一杯やった。
その時にいろいろな話したのだが野球の上達には「自己犠牲の精神がなければだめだろうなぁ」ということで盛り上がった。
まぁ、簡単に言えば目立ちたがり屋は多いのだが、大切なところでは「知らんふり」するか「そっぽを向いてしまう」ことがある。自分のことしか考えていないってことです。
そうだよなぁと思いながら2~3日前から溜まっている新聞を読んでいたら次のような記事に目が止まった。
朝日新聞2010.10.10日付「五線譜 名は二つ心は無二の親友へ」というコラムである。
簡単に内容を要約すると、村上和夫さんという人の友人であり太平洋戦争後お互いにシベリア抑留になった小林軍司さんという人が91歳で逝去されたことへの惜別の内容である。
先日亡くなった小林さんが抑留になった時に同じ部隊に熊谷さんという人がいた。熊谷さんは「病弱の両親や妻子が故郷で待っている」と、泣き続けていたとのこと。
すでに帰国が決まっていた小林さんは、熊谷さんに自分の「小林」と名前を変えさせて帰国の便へと送り出して身代わりに帰国させたのである。
それ以来小林さんは極寒の抑留地で何年かを「熊谷」で通したという。そして、無事帰国できた時に「よし、もう小林に戻っても良かろう」。それから数十年後。「本物の熊谷さんが泣きながら感謝しておりました」と聞いた。
村上さんは言う。『今でも君(小林さん)を誇りに思う。君のような心意気を、自己犠牲の精神を、今この国の若者は持ち合わせているだろうか。君と誓った「いい国をつくろう」。その行く末をもう少し見定めてから、君のもとへ逝こう。』
これを読んで簡単に自己犠牲なんて言えないなぁと思った。ボクは本当に自分勝手な人間だからです。とても小林さんのようにはできない。しかし、この気持ちはよくわかる。自己犠牲の精神は大切なことだと常に思うことだけはできる。と、思いました。
野球は奥が深いなぁ。こんなことも考えさせてくれる。もっとも野球ばかりではない。どんなスポーツも自己犠牲の精神つまり謙虚さがなければけっして上達はないと思うけれど。どうなんでしょうか。
連休モードを一蹴して少しは気持ちを入れ替えよう。これにて本日のブログは終了。
オーッと一つ忘れていた。東北大会は東北高校が光星学院に勝ったとのこと。昨夜も話題になった東北高校ではあった。これからは秋田県内の野球部は来春から来夏に向けての取り組みになる。期待しよう。
もう一つあった。先日書いたブラバン少女たちの成果。全国大会で金賞を受賞と新聞に掲載されていた。詳しいことは明日のブログにでも書こう。