『七人の侍』を観る

少し晴れた土曜日

 南外村の湯ノ又地区に児童館という施設がある。ボクの卒業した懐かしの外小友小学校の跡地に建設されたものだ。そこで、ちょっと会議があり出かけた。
 途中で下の写真のような景色が出現していた。
P1230133.jpg
ポコポコとこぶが出現している。スキー場だとこぶ斜面に見えるかもしれない。しかし、この場所は普段平らな場所である。ススキの切り株の上に雪が1メートル近く降り積もってできたこぶである。

 久しぶりにノンビリと土曜日の午後を過ごした。本を読む気もないし、洗濯する気もない。するとテレビを観るしかないのだが国会中継もないし大相撲が始まるまではろくな番組がない。
 ウーム・・・。と、ビデオデッキを確認したら黒澤明監督の『七人の侍』を録画していた。四時間たっぷりで途中に休憩が入る映画である。これをゴロゴロと寝っ転がりながら観ることにした。
 黑澤映画は高校一年の時に『椿三十郎』を観た記憶があるだけで『七人の侍』は映画館で観たことがない。かなり前にBSで放映されていたのを観た記憶がある。
 映画を観ながら黑澤監督はすごいなぁと素人ながら思った。アメリカの西部劇『荒野の七人』などに焼き直されたと言う意味がよくわかる。そして、黑澤明監督好みの三船敏郎はじめ今は亡き懐かしの映画俳優が続々出てくるのもいい。下にオッと感じた場面を写真に撮ってみた。
Marge001_20160123201633edc.jpg
 上はタイトル。この後に脚本や出演者などのロールが始まる。一度映画を見終わってからあらためて誰が出ていたか確認作業。これが結構楽しいのである。
 中の写真。七人の侍が「ある村」に野武士の用心棒として雇われてゆく。そこで掲げるために作った旗である。6個の○(六文銭のような感じ)と一つの△そして「た」と書かれている。野武士との対決の前に三船敏郎演じる菊千代が屋根にはためかせるのであった。
 6個の○の意味は6人の侍。アレッ七人の侍がタイトルのはずだが・・・。と、思ったら△が三船敏郎演じる「侍もどき」の意味とのこと。つまり7人目。そして「た」は農業「田」を意味するらしい。
 下の写真は戦いが終わった後の最後の場面。ここで語られた雇われた侍の言葉が重いなぁ。
「また、負け戦だったなぁ」
「エッ?」
「結局は百姓が勝ったことだ」
だから旗の「た」(つまり百姓・農業)は侍も侍もどきも支えているって意味かなぁとちょっと深読みしたりしたが・・・。
 そして、野武士との戦いで亡くなった土まんじゅうが、今朝雪の上に見た「こぶ」とダブって見えたのでありました。日本人を支えてくれた農業が滅びて行くのかなぁと・・・。

映画っていいですねぇ。


で、夕方5時過ぎから秋田県出身の豪風の相撲からテレビを中継に切り替えて見始めた。豪風36歳強い強い。自信に満ち溢れている感じがする。
そして、琴奨菊である。今日は悩みも吹っ切れたように栃煌山を寄り切った。問題は横綱白鵬である。問題というのは白鵬の状態のこと。先場所の猫だましではなかったが、今場所は同じ対戦相手の栃煌山に左手を眼前に出したボクに言わせると「準猫だまし」で身をかわして勝利したところでボクは「アレッ白鵬はおかしいぞ」と思った。その後、琴奨菊に敗れた次の日。対戦相手の豪栄道に対して双手突きでフワリと立って豪栄道に土俵際まで追い詰められた。でも不調(超弱い大関・豪栄道の大関昇進には問題ありだが・・・)の豪栄道は追い詰める力はなく土俵際であえなく突き落とされた。この取り組みについて我が社の相撲愛好家たちに知ったかぶりのボクは「白鵬の調子がおかしいよ」と話した。それが昨日の稀勢の里戦でもろに出てしまった。「準猫だまし」と「双手突き」の中途半端な立ち会いで、強いけれど弱い大関稀勢の里に一気に土俵の外に寄り切られてしまった。
これで琴奨菊の優勝は目前のものになった。しかし・・・・である。最後の対戦は今場所大きく負け越して来場所は地元大阪場所でカド番の豪栄道。いかに大関昇進に問題があったとボクが思う豪栄道と言えども琴奨菊がそう簡単に勝てる相手ではなくなった。
我が家のオッカア。突然、琴奨菊ファンになってしまった。
「相手さ、しがみついてゴエゴエと押せーっ」
と、テレビに向かって絶叫している。ある意味、琴奨菊の本当の相撲を見抜いている。勝てば勝ったで大喜びで拍手している。ウームこれで琴奨菊が優勝したら大変なことになるなぁ。

と、言うわけで本日のブログは生存証明です。

   揺り籠のような学舎巣立つ季(とき)しなやかさっておすすめですよ
 

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