なにしろラジオ好きなもので


  ラジオはいいですねぇ。
昔からラジオ大好きだった。娯楽と言えばラジオしかない時代に育ったのも一つの原因かもしれない。学生時代に始まったオールナイトニッポンで流れたスイートビターサンバは衝撃的だったなぁ。この曲がAm、G、F、Eのコードで鼻歌で歌えることを知ったのは最近のこと・・・。

 先日発売になった『BRUTUS 3/15号』の特集が『なにしろラジオ好きなもので◆戮世辰燭里蚤┨愼F匹鵑任澆襪肇ールナイトニッポンがラジオの時代を切り拓いたと書いている。ボクもそう思う。

 最近は学生時代のように長時間聴くことはなくなった。それでも通勤の往復1時間ほどは定期的に聴いている番組がある。
 まずは午前8時から「森本毅郎の日本全国8時です」10分ほどの番組だが毎日コメンテーターが変わって色々な豆知識が入手できるので興味深い。詩人の荒川洋治さんが半年ほど前に番組をおりられたのが残念だったなぁ。
 勤務先からの帰り道で聞き逃せないのが「荒川恭敬 メキキの聞き耳」。毎日楽しみに聴いている。月に1回の登場だが映画評論家の襟川クロの映画評論はとてもいい。それと毎週金曜日の永谷脩のプロ野球情報も捨てがたい。サンキュータツオの真面目な?おもしろ論文の発掘もうなることが多い。この番組も10分ほどであるがいいなぁ。残念ながら今月いっぱいで終了らしい。

 録音しておいて長いドライブの時などにまとめて聴くのが「テレフォン人生相談」と「大沢悠里のグッドグッドミュージック」。それに「志の輔の落語DEデート」も楽しく聴ける。さらにNHKの「真打ち登場」とTBS系で冬の間だけ放送される「爛漫提供ラジオ寄席」の番組もできるだけ録音して長時間ドライブの時に聴くようにしている。
 やはり最終的には落語番組になってしまうのだが・・・・。

 少し話は変わるが先日卒業生の子のベスト曲を集めた2枚のCDをボクにプレゼントしていった。その一曲一曲になぜ好きな曲なのか思い入れが書かれている。一種のライナーノーツですね。そこに書かれている次の文が泣かせるではありませんか。

『高校時代に応援団長の仕事をしている時に多くの勇気を与えてくれたロックンローラー高橋優。「リアラジ」での「スピーカーを通して握手」という決めゼリフが恰好良い。いつもラジオは電波が悪いので、外で聴いています。夏場は軽トラの荷台に乗って空を見上げるときれいな星空が見えて美しいです。そしてその景色を眺めながら彼の声を聴くのが好きです。高橋優のおかげで地元がもっと好きになりました』

高橋優は秋田県横手の出身の歌手。先日、wowowで2013年12月24日に日本武道館でのコンサートが放映された。それをDVDにしてファンである彼女に見せたお礼のベストCDだったのです。そうそう応援団長は女の子だったのです。

 この手紙の文を読んで忌野清志郎つまりRCサクセションの「トランジスタラジオ」の歌詞を瞬時に想い出した。

『彼女 教科書ひろげてる時
 ホットなナンバー 空に溶けてった
 Ahこんな気持ち うまく言えたことがない 
 ベイエリアから リバプールから
 このアンテナがキャッチしたナンバー
 彼女 教科書ひろげてる時
 ホットなメッセージ 空に溶けてった』

 おそらく元応援団長はRCを知らないだろう。でも、ラジオの電波が空に溶けている感じはとてもよくわかるんだろうなぁ。

 ついでに書いておくと昨日だったかの新聞に掲載された健康雑誌の見出しに『ラジオで脳活 情景を想像しながら聴くだけでもの忘れ防止と認知症予防!』とあった。なんだかこの雑誌を買いたくなったのですが思いとどまる。

 どうも最近はラジオブームかもしれない。いい傾向である。「BRUTUS」の中で「あまちゃん」の作者宮藤官九郎氏が大学の講義で聞いたことをもとに次のように書いている。

『「ラジオはHOTなメディア。テレビはCOOLなメディア」なんだそうです。テレビは視聴者の数は多いけれど、深く伝わらない。ラジオは拡散する力は小さいけど、聴き手が深く入り込める』

 ラジオ。いいですね。



と、言うわけで本日のブログは終了です。

   おならブージジと一歳「ブーだって!」顔を見あわせフフフと笑い

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