3.11と短歌(2)


除雪

 気温は上がらない。しかし、午前中に青空になったのでしばらく家の周りに放置して溜めていた雪の塊を除雪をすることにした。
 さすがに太陽の力は戻っている。除雪機で少し地面を出しておくとドンドンと地面が広がってくれた。よく言われるのだが「雪の下から溶けてゆく状態」だろうなぁ。
 これからは「いつまで雪が積もるんだろう?」のような前の見えない絶望的な状況はなくなってくるのは確実だ。一歩一歩春へと向かっている。
 写真は南外村役場の上空である。それにしても今では南外村役場とは言わず大仙市南外支所というらしい。まったく・・・・南外村保存会としてはつらいものがあるゼ。


3.11からまもなく一年(2)

 大震災から少し落ち着いたと思われる5月。あの狂乱のガソリン欠乏状態も脱して秋田は何ごともないかのような状態になった。
 桜も散り過ぎ通勤する道にはタニウツギが咲き始めた.。ピンクの花が山間の道路に目立つようになった。とてもいい季節である。
 だが、フクシマは原発の被害がどんどんと拡大して大混乱である。東電も政府も情報をひた隠しにしていた。同じ空の下にいながら理不尽な状態だなぁ。と、ボクは考えた。

   タニウツギそよがす風はやわらかし雲の向こうにフクシマがあり

 先日の進路講演会で話されたN谷さんの原発の話が印象的だった。N谷さんは2台の簡易ガイガーカウンターを常に持参しているとのこと。そのガイガーカウンターを実際に示しながら次のように話した。

「放射能は秋田だから安心できるわけではない。ジワジワと秋田にも迫っている。いまになっても福島では絶望的な数値になっている。新幹線で仙台から東京に向かう時にこのガイガーカウンターを窓の側に置いておくと、福島付近ではメーターが危険ゾーンを示して危険信号がピーピーと鳴って止まらない」

まだまだ福島は絶望的な現状なのだ。

 朝日新聞(2012.2.20付)の記事には次の記述もある。

『朝日俳壇選者の長谷川櫂さんが直後に作ったのは短歌だった。12日間で詠んだ作品を、4月に『震災歌集』(中央公論新社)として緊急出版した。
    日本列島東国はいま死に瀕(ひん)し西国はそをうち伏して嘆く
 「当日から短歌が続々と浮かんだことに驚いた。津波は天災だが、原発災害は人災。怒りがあった。季語で命を称賛し、切れで間合いをとる俳句では切羽詰まった状況を詠めなかった」』

 まだまだ3.11は日本に重くのしかかっている。昨日の繰り返しになるが日本人は長い間地震による震災からはタフに復活してきた。神戸の大震災でも復活している。しかし、原発は収束することができないのだ。人災なことは明確なのだが一度暴走し始めた原発を制御することができない。

 と、先日の新聞を見ながら1年前のことや、これからのことを少し考えている。

   絶対に忘れてダメなことがあるそれはフクシマそしてフクシマ


我が家のとわちゃん。先日届いたドデカイスヌーピーと一緒にご機嫌である。ところで彼女が階段を昇る時に四つん這いで昇る。その時に気づいたことは進化についてである。横にくねりながら登って行くのがコモドドラゴンに似ている。妙にカッコいいのだ。以上、学問的考察でした。
これにて本日のブログは終了です。

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