何も考えていない日本人?

ガクアジサイ

 近所にガクアジサイが咲いている家がある。通りがかった時に1枚撮影。
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  紫陽花は日陰の似合う花ですね悲しいほどに色鮮やかで



日本の現状(集団的自衛権の歯止めと新国立競技場問題)

 昨夜のニュース番組『報道ステーション』で戦争法案で集団的自衛権の歯止めがどの辺なのか。そして、東京五輪の新国立競技場問題。この2点についてキャスターの古館さんと評論家の宇野常寛さんのやりとりが皮肉たっぷりでとても面白かった。
 少しわからない言葉もあったがほとんどそのままブログに録音?した。

集団的自衛権の歯止め問題について

宇野「本当は(政権側では)みな、わかっていると思うんですよ。この問題って本質は実のところ勇ましい国家を演出しないと自分を保てない。悲しい人たちが増えているという問題ですよね。
こういった問題が議論され始めた頃、90年代前半のPKO・湾岸戦争の頃ですね。その頃にシンコウシ(これが意味不明)という人たちが活躍しました。彼らはすごくクールな現実主義者だったんですよ。イデオロギーのことは横に置いて現実的な国際関係の力学だったりとか、海外法人の安全を確保するためにはこういった手続きが必要だという議論でつめていったんですよ。
そこにはね戦後民主主義的な現実離れした理想論をあえて語っている〈オレかっこいい〉というものをすごくバカにしている視点があったんですよ。だから彼らは。今で言うところのヘイトスピーチとか歴史修正主義とかに、相当距離を置いていたはずなんですよ。
だから、残念ながら今の保守主義者の多くは一昔前なら学生運動をやっていたような自分探し系が多いんですよね。
僕は国家に軍隊が必要だというのも、中国の覇権主義に対抗しなければいけないと言うのも自明なことだとも思いますよ。思いますけど、今の安倍政権の安全保障政策というのはこういった自信のない日本人たちの尊厳を回復したいという欲望につけ込み過ぎています。非常に危険だと思いますよ」
古館「そうしますと。今のそういう状況はおかしい。よくないと宇野さんは思っていて、もっと日本が保守であるとも言えるし、いろんなことが成熟してくれば軍隊も中国に対して必要な段階もあるとお考えですか」
宇野「だからね歴史修正主義者やヘイトスピーカーがこれだけ跋扈しすぎている状態で、改憲して国軍にするなんて全然早いですよね、12歳の少年が鉄砲を撃つと暴発の危険性の方が高いですよ。単純に考えると」
古館「そう言う例えね。ハハーそうですか」

 ボクはこの宇野さんの話を日本はまだまだ成熟したものになっていない。だから集団的自衛権で戦争の出来る国にしてはだめだと話したと理解したのだが・・・。

 そして、次の話題が東京五輪の新国立競技場問題に移った。これがとても皮肉たっぷりで示唆に富む内容だった。

宇野「オリンピック誘致の問題というのは、イコール、オリンピックレガシー〈遺産〉の問題なんですよ。つまり、現代のオリンピックというのはあまりにも大規模なのでオリンピックのためだけの施設を作るというのはあり得ないのですよ。その施設をオリンピックが終わった後に何かに利用するという前提がないと絶対赤字になっちゃうんです。だからオリンピックというものを口実に都市に必要なものをどう作るかという発想がすごく大事なんです。そこが抜け落ちているんです。この点から考えると千駄ヶ谷のあの辺に7~8万人のスタジアムがあると言うの結構良いことなんですよ」
古館「ハーッ!?」
宇野「エンタメ業界ではズーッと必要だと言われてたことなんです。コンサートだけじゃなくて色々使えるんです。逆に言うと東京ぐらいですね。あの大きなものがないのって。なので本当はそんな議論がされるべきだったんだけれども残念ながら今回は、ほとんど密室政治に近い形で一切そういった現実的な必要性とか考えずに決まったという側面が大きいですよ」
古館「オリンピックの後のことを考えなきゃとおっしゃって、その通りだと思うんです。むしろ、オリンピックの1年前のラグビーワールドカップに間に合わせるためと・・。これもおかしな話ですよね」
宇野「おかしな話ですよ。大事なのはその後の十年二十年三十年なんですよ。そこがまったく抜け落ちている状態で法外な予算、そしてグダグダなプランニング、みっともないですよ。僕はこの一件というのは1回白紙に戻してゼロから考え直すべきだと思いますし、この問題というのはもっと言っちゃうと今の日本人が5年後の近未来について何の課題も意識することも出来なければ何のビジョンも抱いてないってことがわかったということを証明したんだと思うんです。そう言う意味では有意義だったと思います」
古館「アラーッそうですか。皮肉まで入りましたね」
宇野「今の日本は何も考えないんですよ」

 と、ここまで書いていたら先ほどのニュースで森喜朗五輪〈ラグビー〉一生懸命元総理が、宇野さんの話をそっくりそのままパクったとしか思えない内容で新国立競技場に理解を求めていた。なぜ、パクったと思ったのかといえば・・・・。棚ぼた総理大臣の頃「蚤の心臓、サメの脳みそ、オットセイの下半身」と言われたMORI氏が「レガシー」なんて言葉を使うはずがないと思うからである。
 こんな政治家たちに牛耳られている日本。まだまだ反対の意思をこめて民主主義の国として成熟しなければならないと思うのである。
 だから新安保法案は反対であり廃案を求めたいし、新国立競技場は白紙に戻すことだと考えている。


先日、我が社のK君からメールが届いた。男の子が誕生したとのこと。オメデトー!。ところが、その後の文面がいかんなぁ。男の子の名を最近調子の良い巨人の選手名からとろうかなぁ、と、書いている。
いかんいかん。慎之介とか勇人などとつけちゃ可愛そうだぞ、と返信したら。「慎之介いいじゃないすか」などと戻ってきた。
それにしても阪神よどうした。熱烈な阪神ファンが泣いているぞ。もちろんボクも気持ちが落ち込んでいる。せめて明日は一勝でもいいから意地を見せてくれ。
アーァ、K君の高笑いが聞こえてきそうだなぁ。生まれた赤ちゃんには何も罪はありませんけれど・・・。良い名前をつけてくれたまえ。けっして慎之介でも勇人でもなく・・・。英雄はどうかなぁ。村田英雄か?三橋美智也?三波春夫?どんどんワケがわからなくなってきたゾ。

今日から秋田県高校野球夏の大会が始まった。テレビで入場行進を見ていた。帽子を注目してみたのだが秋田中央高校が良かったなぁ。各チームの健闘を祈ろう。

何だか、本日もハチャメチャになってしまったので、これにて気分を変えてビールでも。ブログ終了です。

 

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