「道灌」と「らくだ」

 鳳楽師匠のらほろよい落語。演目は二席。
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 まず最初は「道灌」。前座修行の噺とも言われるらしいが大師匠の噺はやはりひと味違うような気がした(と、書いておきます)。ところでこの落語には和歌が使われる。
『七重八重花は咲けども山吹の実の(蓑)ひとつだになきぞかなしき』
と、言う古歌を引き合いにして雨が降ってきてお貸しする簑もないのが申し訳ない。と、いう噺になるのですが・・・。
落語を聞いていた知人に
「この歌は誰が作ったんですか?」
と質問された。全くわかりません。

 そして『らくだ』をたっぷりと。
 正直に書いておきますがボクはこの演目があまり好きではない。救いがないのである。人間の裏も表も陰も陽もすべてを網羅しているから落語は面白いといわれる。
 つまり、人間の業が噺に込められている。人として「やっちゃダメですよ」といわれる
「のむ、うつ、かう」
がテーマが落語である。
 そこに救いを求めてはいけないのだろうが、どうも有名な落語「らくだ」は好きになれない。
 で、昨夜の鳳楽師匠の「らくだ」。噺はいい。口調も話しっぷりもとてもいい。でも・・・と思いながら聴いていた。落語ってゲヘへへへと笑うものばかりではないことを再確認しました。ハイ。
 写真は鳳楽師匠のラベルがついたこの日だけ限定出羽鶴純米酒。


本日は久しぶりにとわちゃんとわかちゃんと会えた。
ブランコを作ってあげて「ユーラ・ユーラ」と言いながら遊ぶ二人を喜んでみているジジバカでありました。
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  雄大な鳥海霞み残雪もぼんやりしてるゴビくしゃみして


本日のブログはこれにて終了です。


秋田県軟式高校野球春季大会結果

【1回戦】
秋田工7-0本荘(8コ)
能代3-1能代工

秋田県の軟式高校野球のレベルは高い。全国レベルだと思う。
チーム数は少ないが、もう一つ高校野球。球児達の活躍を

鳥海球場にて

快晴。風はさわやかです。
鳥海球場に来ています。雄大な鳥海山はこの球場からは残念ながら電光掲示板の後方にある小山が邪魔して見えません。
隣には鳥海中学と鳥海小学校があります。
良い野球日和です。

鳥海山です

せっかく鳥海町に来たのですからやはり鳥海山を一枚記念に・・・。

三遊亭鳳楽ほろ酔い出羽鶴寄席

 本日は出羽鶴酒造の米蔵で三遊亭鳳楽師匠のほろ酔い寄席があった。

 今回で10回目とのこと。実は昨年は大雪で米蔵がつぶれて改装のために中止になった。2年ぶりの出羽鶴での寄席だった。米蔵は少し大きめに改造されて秋田杉の素敵な空間になっている。そして、日本酒のにほいと言いますか麹のにおいと言いますか酒蔵特有の香りが包んでいる。
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そして、鳳楽師匠の落語が二席。詳しいことは後日。
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写真も一緒に撮影してもらったが今回は(も)割愛。

落語二席聴いたあとは出羽鶴の自慢の純米酒などで一杯。良かったなぁ。


と、言うわけでほろ酔い(かなり酔い)で本日のブログは終了です。


 

第61回春季東北地区高校野球大会組合せ決まる

6月5日から秋田市のこまちスタジアムと八橋球場を会場として開催される高校野球東北大会の組合せが決まった。
どんな展開になりますか・・・。
10年ほど前、東北高校にダルビッシュがいた頃に東北大会が秋田で開催された。その当時、大会を手伝う係として警備を担当したりして懐かしい思い出がある。
まぁ、球児達の活躍を期待しましょう。
東北大会組合せ

安倍のぶんべえ??

お見通しだぜ

 わかちゃんを出迎える場所にハナアブが飛んでいる。この昆虫は大型で真っ黒な体に黄色の首もとがゆったりとしてなかなかにいい。飛んでいる重低音もいい。ちょっと怖いが・・・。
 板壁にとまった瞬間を一枚撮影。モニターを見たら背中の黒光りしたところにハナアブの反対側にある建物が映り込んでいる。アブの背中は凸面鏡の役割をしているので白い建物の全体が見える。写真で見えますか?
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 もっともピンぼけになっているのですけれど・・・。この輝きは自然の造形の奥深さとでも言いますか。なかなか素敵な一面を覗けたなぁ思うのである。

 我が家のとわちゃんとわかちゃんは飯野和好さんのビデオ版『くろずみ小太郎旅日記』が大好きである。今、我が家にはこのシリーズが三話ある。その中にある『 盗賊あぶのぶんべえ退治の巻』がなかなかのお気に入りなのです。「あぶのぶんべえ」つまり「虻」のことです。
 飯野和好さんの浪曲調の語りに乗って「くろずみ小太郎」が妖怪退治をする話。オープニングの画面に出てくるグー・チョキ・パーの絵が昔の「めんこ」(ボクらは「はんた」あるいは「ぱった」と呼んだが)に描かれていたグー・チョキ・パーの絵を思い出すデザインなのであります。ちなみに第一話『おろち退治の巻』はグーの画面から始まる。第二話『盗賊あぶのぶんべえ退治の巻』はチョキ。第三話『妖鬼アメフラシ姫の巻』がパーなのである。とわちゃんもわかちゃんも、この画面が出ると「グーッ、チョキッ、パーッ」と大きな声で言うのであります。
 エンディングの歌も大好きで、とわちゃんもわかちゃんも車の中でビデオを見ながら大合唱をする。ジジバカはとても幸せなのであります。このお話は絵本でも出版されているようだ。

 で、何を言いたいのかと言えば「アブ」の背中に映り込んだ建物を見ながら生物の不思議さ、世界をお見通しだろうなぁと言うことを感じたのであります。
 


またまた話変わって・・・。
タニマチのために行司も入れ替える
        静岡県 安藤勝志さん

 今朝の朝日新聞の朝日川柳の最初に書かれていた一句(一首と言うのかな?)である。昨日のブログに許されない。と、書いた原子力規制委員会の委員を賛成派の委員に入れ替えたことについてである。
 こういうのを八百長という。今の安倍政権は完全に八百長相撲をやっている。と、言ってもおかしくない。
 こんな茶番を国民は見せられているのだが・・・・。何で怒らないんだろうなぁ。と、不思議さも感じる。
 そして、朝日の社説には集団的自衛権行使について「疑問が募る首相の答弁」と昨日の特別委員会の内容について追求している。
ニュースでしか見ていないが「自衛権行使の歯止めはどうするのか」の質問に対して、まともな答弁をしないのである。
 とにかく行使容認に動きたくて仕方がない様子がすけすけであった。怖い話だ。戦争になるはずがないと彼らは言っている。でも、どうして戦争になるはずがないのかの説明がまったくなされていない。ただ言うのは「邦人が乗っている船を救出できなくていいのか」だけである。どこか変なのだ。

 で、結論。くろずみ小太郎に妖怪お坊ちゃま(安倍のぶんべえ)政権を退治してもらいたいってことでした。本物のアブがよっぽど素敵なのである。
 なんだかいつもにも増して文章はハチャメチャになったんですけれど・・・。

と、言うわけで本日のブログは終了です。

タニウツギの咲く頃に

そのピンク色がすごい

 今朝(2013.5.28付)の秋田魁新報の一面コラム北斗星にタニウツギについて書いてあった。
 最近、ボクも山間の道路を通る時ピンクの重たそうな花をつけるタニウツギを見ながら車を走らせていた。そんなシーズンになったんだなぁと・・・。
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 つい最近まで遅く咲く山桜だと思っていた。ボクの大好きだった今は亡きオンチャはこの木を説明する時に
「これなばダメだ」
「なして」
「ンダタテ、火力ねーし、すくに割れる」
「んだがぁ」
ナタで切ってみると木部の中心が空洞になっている。
今朝の北斗星には11年前の全県短歌大会の講師だった道浦母都子さんが詠んだ一首を紹介している。
  旅に来て昔のひとと会うようにせつなき紅(こう)の空木を見たり
関西生まれの道浦さんはタニウツギを初めて見る花だったという。鮮明な印象の花だったんだろうなぁと思う。
 「空木」で「ウツギ」と読み、秋田での呼び方は「ガザ」や「ガンジャ」とのことも知った。

 その道浦さんが学生運動の闘いと挫折を詠んだ歌集『無援の叙情』から一首を紹介している。
   釈放されて帰りしわれの頬を打つ父よあなたこそ起たねばならぬ
 その道浦さんは最近体調を悪くして作歌が停滞していたことがあったという。それでも昨年末再出発の歌集『はやぶさ』を上梓したとのこと。その中から次の一首を紹介している。
  風花のせせらぎ流れとことんと硝子戸叩くは亡き父なるか

 良いコラムを読ませてもらった朝でした。そして、通勤の途中でタニウツギを一枚撮影。

  役たたぬ火力も弱いと教えられ怪しきピンクのタニウツギは強し



非道い話が目白押し

 一つ一つ書き切れないので許せないことを箇条書きにしておきます。絶対に反対。
1.残業代ゼロ導入
  過労死促進。成果主義反対
2.原子力規制委員会に原発推進派を選出
  原発再稼働、新設に前のめりになっていることに大反対
3.集団的自衛権行使容認
  戦争への道一直線。反対そのものである。

 本当に日本は転換点。


本日のブログはこれにて終了です。

秋田県高校野球春季全県大会結果(6日目)

【決勝】
大曲工業10-9秋田南(延13)

大曲工 201 012 102 000 1
秋田南 500 300 100 000 0

延長13回。3時間30分の熱戦だったそうです。いわゆるルーズベルト・ゲームによばれるようなすごいゲームですねぇ。大曲工業はベンチ入り18人の総力戦だったようです。劣勢のゲームを追いついて最後に突き放した。それだけ力があると言うことだと思います。
両チームの東北大会での健闘を祈ります。

【東北大会第3代表決定戦】
西目3-0横手

西目は秋田県第3代表として6月初旬に秋田市で開催される東北大会に出場することになりました。

白鳥・喬太郎二人会演目

夕焼けを観るのが妙に好き

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 今日は気温が上昇。日中は28℃前後になったと思う。夕方6時半頃に夕陽が沈む時になった。駐車場の向こうの鉄塔の奥に夕陽が沈んでゆく。
 夕陽を観るのが妙に好きなのです。

  夕焼けはバカヤローだと思うヤツも許せそうだよだからすごいよ



とても良かったなぁ二人会
写真

 先日、聴いた落語について忘れないうちに少し書いておきたい。
 三遊亭白鳥師匠が最初に登場。演目は『シンデレラ伝説』である。白鳥師匠は新作落語だけしか演らないと本人は言う。
 この話はシンデレラの話とは言え「鶴の恩返し」「赤ずきんちゃん」「三本の斧」「三匹の子豚」、まだあったかもしれないが・・・。とにかく童話っぽいのがごちゃ混ぜになった噺で展開。抱腹絶倒の新作落語。さすが白鳥師匠という内容である。

 そして、柳家喬太郎師匠。古典から新作まで何でもこなすマルチ落語家。最初の演しものは古典落語の『寝床』。義太夫を唯一の趣味としている大店のご主人でもあり近隣の世話役もやっている人である。彼が。義太夫を披露しようとして町の人を招待するが聞きたくないのでいろいろな理由をつけて誰もこない。それじゃあ仕方が無いと店の従業員に聴かせようとすると病気やら何やらで皆が逃げる。奥さんまで里帰りしてしまう。
 それに怒ったご主人。店の従業員には辞めてしまえ。町の人たちは店賃を払って出て行けと毒づいてふて寝してしまう。
 これは大変。あわてた番頭。町の人や店の従業員をかき集めて主人を説得。機嫌を直した大店の大将は義太夫の披露に至る。そして・・・・。こんな展開。
 喬太郎師匠はいろいろなギャグを古典落語に放り込んで熱演。さすがにうまいと思わせてくれた。

 中入り後に再登場したのは喬太郎師匠。2席目は新作の『頓馬の使者(山田洋次作)』である。喬太郎師匠は自作の新作(なんか変な言い方だが)がとても良い。その他に手がけているのが「アナザーサイド」という他の作家や映画などからヒントを得て落語に仕立てている新作落語である。
 今回は山田洋次作と書いているから映画あるいはシナリオからヒントを得たものだと思う。
 ある男の愛する奥さん(今は別れて住んでいるが、別れても好きな女の設定)が流行病で亡くなってしまう。そのことを伝えに行く友人(頓馬の使者)が、この優しい男に奥さんの死をどのように伝えようかという苦悩の噺と言えようか。
 そして、妻の死を知った優しい男の最後の言葉にウームとうならされる内容であった。

 「とり」は白鳥師匠。『隅田川母娘』というタイトルであるが、雅子さまと愛子さまの冒険物語。
 皇室ネタでおとぎ話にある王様がとても似ている人と交換して町に出る話に似ている。とにかくお客さんにはドカンドカンとうけていた。
 ボクのように皇室に興味のまったくない人間にとっては、このはちゃめちゃな内容は実に楽しいものであった。フフフフフフ。

 と、言うわけで喬太郎・白鳥二人会。入場料以上の楽しさがありましたねぇ。

本日のブログはこれにて終了です。何だか疲れ気味です。
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