政治家の無責任な言葉

この景色が好きだ

 この道路の付近を通って6年目。曲がりくねった細い道からスーッと開けた場所にでる場所である。ホッとする感じがとてもいい。
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ここからしばらく左側に田んぼを見て走るのである。



こんな無責任な政権では

 今日、ラジオのニュースを聞いていたら中谷防衛相が「自衛隊員リスクは増大しない」と断言したと報じていた。
 その理由として今回の集団的自衛権行使に伴う新安保法制で武器の使用拡大など隊員のリスクを軽減する措置を盛り込んだためだと説明したという。
 エッ、武器使用拡大が行われるのなら今まで以上に激しい戦場に出る可能性があるのではないか。もしかして重装備した武器を持っていたら敵は襲ってこないという能天気な考え方だとしたら、自衛隊員の命を預かる「長」として無責任もいいところである。間違いなく自衛隊員のリスクは増大するに決まっているだろう。
 昨日の党首討論で民主党の岡田代表が安倍晋三首相に質問したことに関連した回答なのかもしれない。それにしてもそんなことにも思いが及ばない総理大臣や防衛大臣の提案している新安保法制。戦争法案以外のなにものでもない。
 こんなに危険な法案には国民あげて反対すべきである。

 ところで、昨日の党首討論でにやついた顔で安倍首相は「60年の安保の時にも反対の人たちは戦争に巻き込まれると言ったが、そんなことはなかった」と自分の爺様の自慢話をした。
 そんな軽口はたたくのにポツダム宣言は読んでいない。と、明言した。共産党の志位委員長の質問に答えた内容である。その答弁を聴いたときにはボクのような歴史音痴でさえ違和感を感じた。
 今朝の朝日新聞の天声人語(2015.5.22付)にも、ボクの違和感について厳しく指摘している。この内容についてはブログの友人でもあり同級生の仲間(と、勝手に思っているのだが)である車さんのブログ「エッ安倍総理 ポツダム宣言を読んでないの!?」にくわしい。ぜひ、そちらをお読みください。

 ボクは天声人語の最後の部分を少しピックアップしたい。
『ポツダム宣言は戦後の世界秩序の起点の一つだ。首相はそれも読まずに「戦後体制(レジーム)からの脱却」を唱えてきたのかという批判が出たのは当然である。基本的な歴史の知識すら欠くのでは、と疑われても仕方がない。
本当に読んでいないのか、とっさに言葉を選び損ねたのか。参院議員や官房副長官を務めた松井さん(慶応大学教授)は著書に書いている。「政治家は,言葉で生き、言葉で滅びる」。まして首相の言葉は重い』

 社説ではなく、天声人語のようなコラムで指摘するくらい安倍首相の言葉の軽さには我慢できないということだろう。政権についてから安倍晋三首相の「絶対」「完全にアンダーコントロール」などまったく信用にならない言葉の羅列が続いている。
 あまりにも無責任な言葉の軽い首相や政権。本当に「言葉で滅びる」のだろう。


道端にはハルジオン(だと思う)が咲いている。もう少し時間が経過すれば綿毛になって枯れてゆく。
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そんな強風の吹き荒れる初夏の秋田であります。
本日のブログはこれにて終了です。

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