東京オリンピック誘致について


雪の雄物川町の神社

 職場のすぐそばにある赤い鳥居の首塚神社(こうべつかじんじゃ)と、そこから約50メートルほどの1にる神明社である。雪に埋まっているがどちらも由緒ある社である。

  ひっそりと雪に埋もれる首塚(こうべづか)赤き鳥居の奥に合戦


優先順位を考えるべき

 オリンピック。子どもらラジオで1956年メルボルンからの水泳の山中毅の実況を聴いたことを思い出す。オーッと10歳の頃ラジオが貴重品だった。それほど時差がないから聴くことができたのだと思う。その後1960年のローマ五輪は記憶がない。ただ、秋田出身の小野喬が体操競技で金メダルをとったとの報道は知っている。
 そして1964年。東京五輪をテレビで見たのである。盛岡で女子バレーボールの決勝戦などを下宿の食堂にある14インチの白黒テレビで見ていた。ほとんど半世紀前になるなぁ。当時、戦後は終わったこれから日本はドンドコドンドコ発展するぞ。こんな雰囲気だったのだろう。もっともボクはノンポリで何にも考えていなかったのだが・・・。

 そして今、東京でオリンピックをもう一度と大騒ぎである。昨日はオリンピックの申込書を手渡したとかで東京都知事の気持ちは紅潮しているようだ。石原慎太郎が打ち上げたオリンピック花火をもう一度打ち上げようというわけらしい。ボクの感想と気持ちを書いておきたい。結論を最初に書くが東京オリンピックには反対である。

 理由その1。東京でなぜ今オリンピックなのか。東京都知事が福島を聖火リレーをするとか仙台でサッカーをとか言っている。復興オリンピックなどと言っている。
 2020年まで福島でも宮城でも震災復興ができるのか?まして東京がどれだけ福島や東北の被災地に向けて支援するのかさえはっきりしていない。今、やるのはオリンピックではありません。震災の復興であり、福島の原発事故の復旧だと思う。オリンピックに無駄な金を使うべきではない。

 理由その2。景気の悪い日本の状況。少子高齢化の日本の状態。こんな時にオリンピックの招致や準備にうつつを抜かしてはいけない。確かにスポーツの持つ「力」は大きい。人々の心や気持ちを揺さぶる。それはわかるし昨年のロンドン五輪で大活躍した選手たちの努力にも頭を下げたい。素晴らしいものだ。
 たまたま訪れていたエジプトでサッカーの準々決勝、日本対エジプトの試合を現地の人たちと一緒に映りの悪いテレビ画面で見る機会もあった。スポーツを介して異国の人たちとの交流があったことも確かである。
 そのようにスポーツの意義は十分理解しているつもりだ。だが、2020年の東京オリンピック招致についてボクの目も心も冷たく冷えている。

 そうそう、ロンドン五輪の後に東京銀座で行われたメダリストを中心としたパレードがあった。あれをボクは「東京のバカ騒ぎ」と感じていた。要するにAKB48を見るミーハー軍団としか感じなかったのである。あのパレードの人波を「日本人が東京オリンピックの賛意を示している証拠」と言っているようだが無理がある。。
 オリンピックの開催を国民が支持している率を新聞が報じていた。候補地になっている東京が45%前後、イスタンブール(トルコ)そしてマドリッド(スペイン)がとも75%前後の国民の支持率とのこと。

 多くの予想ではこの三都市の中で「飛んでイスタンブールが有力と言われているらしい。なるほど妥当な選(線)かもしれないとボクは納得している。
 西洋と東洋の架け橋のイスタンブールに決まったら行ってみたいけれど2020年では身体が動けているのかどうかが問題だけど・・・。

 東京都知事が言う「先進国は先進国のモデルを追うだけでいい。しかし、先進国は新しい未来を作る必要がある。そのために東京だ」には夢もないしオリンピックの精神にも反しているような気がしてならない。

 何だかいつも通りに「オチ」のない話になってしまったが日本にとっての巨大な無駄遣いである。今、なすべきことの優先順位が間違っている。今の日本はオリンピック誘致の段階ではない。



小降りになったが相変わらず積雪は続いている。明朝は除雪してからの出勤になるだろう。軽くビールを飲んで早めに寝よう。夕方からとわちゃんの家に行って会ってきた風邪も治り元気になっていた。良かった良かったる
これにて本日のブログは終了です。
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