沖縄の日本化・日本の沖縄化

琉球大学高良さんの言葉が現実に

 憲法記念日に仙台で開かれた憲法集会で琉球大学の高良鉄美さんの講演「沖縄から見る平和憲法の理念と現状 日本の沖縄化と沖縄の日本化」を聞いた。
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写真はオープニングで演奏された沖縄の民謡グループの人たち

 その時にボクは、沖縄は確かに日本化しているのだろうなぁと納得して聞いた。しかし、日本は果たして沖縄化しているのかなぁと半信半疑だった。
 ところが何ということでしょう。昨日、突然米軍が東京の横田基地にオスプレイ10機を配備すると日本政府に通達したとのこと。
 通達ってことは決定ということだろうってことで防衛大臣はシドロモドロの答弁をしていた。断ることができないんだろう。ましてや安倍晋三首相がアメリカで同盟強化の話を打ち上げてきたばかりだ。東京でもどこでもドンドン米軍を配置してくれ。と、いうことだろう。沖縄だけでなく東京だろうとどこだろうと基地化する、つまり日本の沖縄化が進むと言うことだ。
 あの集会で沖縄辺野古基地の移転を日本のどこかで引き受けるのではなく、沖縄でも日本でも「基地はダメ・いらない」とすることが大切だと強調された。今、その時の言葉「日本の沖縄化」が見事にあたっていることに気づかされた。

 それにしても沖縄に配備されているオスプレイの何倍も危険なCVだかMVだかのオスプレイが東京横田に配備されるという。
 今でも横田基地に配慮して民間航空機は飛んでいるとのことだがオスプレイが配備されることで首都の空路はどうなるんだろう。そして、反対運動はどうなるのか。やはり、シラーッとしている人たちが多いんだろうか。
 絶対に受け入れてはダメだ。それは間違いなく沖縄とも連携している。

 少し話は違うかもしれないが根っこは同じだと思う内容のコラムが朝日新聞秋田版(2015.5.13付)に掲載された。それは秋田県立大教授の谷口吉光さんが書いている内容だ。
 タイトルは『あきたを語ろう 不穏な春・社会転換の道筋示すとき』である。谷口さんは、今回の連休中に人間社会にも大きな事件が多かった。その中でも安倍晋三首相の米議会の演説だったと指摘している。少し長いが引用したい。

『(安倍首相は)米議会で次のような勇ましい発言をしている「日本はいま,クォンタム・リープ(量子的飛躍)のさなかにあります。親愛なる上院下院議員の皆様、どうぞ日本へ来て、改革の精神と速度を取り戻した新しい日本を見てください。日本はどんな改革からも逃げません。ただ前だけ見て構造改革を進める」
(しかし)人口流出が止まらず、子どもの数は減り、「地方消滅」といううわさにおびえ、原発被害地域の復興のめども立たず、米価暴落の下でかろうじて春の作付けをしている東北地方の現状を見る時、どこに「量子的飛躍」や「どんな改革からも逃げない日本」があるというのか。安倍首相は自分の見たい現実だけを見て、見たくない現実はみなくてもよいと考えているようだ』
このように指摘している。
 そして、政治家だけに今の状況を変えることを期待していていいのだろうか。私たち市民が主体になって県や地域から大量消費社会から持続可能な社会へ、どう転換するのか道筋を考えること挑戦することが必要だと説いている。

 いずれにしても日本はアメリカの属国になり51番目の州にもなれずにアメリカの軍需産業に収奪される国になってしまうかどうかの瀬戸際とも言える。
 だからどうする?とにもかくにも国会に注目して反対の声を出すことだろうと考えている。もちろん横田基地へのオスプレイ配備には反対だ。



 今朝、6時10分過ぎ頃。携帯電話が突然うなり始めた。ボクのばかりではなく家人の携帯電話も連動しているようにうなっている。
 地震警報である。少し時間が経過したらユラユラと地震がきた(と、言うのも変だが・・・オッ警報が当たったと思ったのである)。結構強い地震だ。震度3~4くらいと予想した。おそらく4年前の大震災の余震だと思うが、箱根なども含めて地球の動きも不穏な様相であるらしい。


 我が家のわかちゃん。適当な厚紙があれば鬼の絵を描いてくれとジジバカに頼んでくる。仕方がないジジ画伯はわかちゃんの目と鼻の位置に合うように穴を開けて鬼の絵を描いてあげる。
 すると気に入ったらしく顔につけている。
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「ジジ、輪ゴムをつけて」
と言う。輪ゴムをつけて鬼の面にしてあげることにしよう。

   「ジジ鬼を描いて」わかちゃんニコニコと厚紙持参よしっ鬼になれ

と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。

   束の間の逆さ風景現れて田の面は水をたっぷり張りて

戦後日本の危うい岐路

サイン

 4月17日のブログに秋田の生んだ偉大なシンガー友川カズキのCDについて書いた。実はそのCDには直筆の色紙が特典としてつくことになっていた。
 それが送られてきた。直筆の絵の色紙にボクの名前をサインしてくれている。
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まさに『復讐バーボン』だ。


「平和」ん?「戦争」!

 『戦後日本の危うい岐路』のタイトルは朝日新聞の社説からである。昨日、安保法案の全文について自公が合意した。魁新報には『与野党論戦、本格化』とある。はたしてどうなんだろう?
 国会に諮る前にアメリカに成立を約束してきた法案である。この法案『平和』の文字が入っているが『戦争』と言い換えても良いのではないかと言う人も・・・・。例えば「国際平和支援法案」は「国際戦争支援法案」って具合である。自衛隊が歯止めがほとんどない状態で地球上のどこへでも出かけてアメリカやアメリカの仲間たちを支援する。武力の行使も「あり」の法案。戦争のできる国に変貌する岐路に立っていると言える。
 朝日新聞の社説の最後は次のようにまとめられている。
『(安倍首相は)あたかも「富国強兵」の再来を願うかのような高揚感が見てとれる。安保法制だけの問題ではない。将来の日本の道筋にかかわる問題である。戦後日本はいま、きわめて重要な岐路に立っている』

 与党が大多数を占める国会でこれらのことが夏までに決められる。そして、日本憲法はないがしろにされ戦争のできる国になる可能性がある。
「あの時が転換期だった。あの時に反対していたらなぁ」
と、思う時代が近い将来やってくる。ボクはこの法案には(も)反対を貫く。


通勤の時に見かける田んぼに水が少しずつ入り始めてきた。いよいよ秋田の県南でも田植えが始まる。今年も瑞穂の国のスタートだ。
本日のブログはこれにて終了です。

    田の土は水を含みて黒くなりやがて水張り瑞穂の国に
    水田は日本の水の調整池水の惑星みずほの日本

総天然色『龍三と七人の子分たち』

 先日、仙台に行った際に少し時間が余った。
 仙台駅西口のチネ・ラヴィータをチェックしたら北野武監督の映画『龍三と七人の子分たち』が上映されている。「金無し、先無し、怖いモノなし!!俺たちに明日なんかいらない」のキャッチフレーズのジジイ映画の決定版とのこと。主人公の龍三は70歳の元ヤクザ。その元ヤクザがオレオレ詐欺に引っかかったらしい。こんなところから話が始まるとの情報があった。
 まもなく70歳になるボクとしては必見の映画であると思い込んで時間を確認したら待ち時間無しで入れそうだ。何となく龍三親分の気持ちになりチケット売り場に行く。
「シニア料金でお願いします」
と、言ったら何ということでしょう。
「免許証か何か証明できるモノありますか」
と、来た。
「ウーム、探してみます」
内心で
「オレの顔を見たらジジイだとわかるべ!」
と、毒づきながらリュックの中をごそごそ探したら免許証が出てきた。提示したらシニア料金でOK。
 ボクはあのネーちゃんに若く見られたかもしれないぞ。彼女はボクを見てとても60歳過ぎのシニアには見えない。もしかしたら若いジジイで59歳くらいと見積もったかもしれないなぁ。まるで落語の「子ほめ」のようだが・・・。まぁ、そんなことはなく単なるマニュアル通りだったと言うことなんでしょうけれどね。
 映画のパンフレットとMサイズのコーラを購入し上映5分前にホールに入場。携帯の電源もタブレットの電源も切って映画を観た。
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 感想。クスリと笑える(大笑いもあるが)北野武(ビートたけし)流のギャグがたくさん盛り込まれて、これまでのバイオレンス映画とは一線を画す映画との話題どおりだったと思う。
 でも、ボクは何だかスカッとしない内容だったなぁ。それはなぜだろう。
 ジジイたちが70歳くらいで「先がないから何も怖くない」と思うことかもしれない。確かに70歳の先は長くはないが夢はある。
 それほど「先はない」けれども破滅的にはなりたくないなぁと考えている。龍三たちジジイの生き方にも心の隅でほんの少しの共感は持っても・・・・。意気地無しかもしれないけれどね。
 そのためか映画館を出てくる時にボクは龍三のような歩き方になっていなかった。昔、高倉健の映画を観て映画館を出てくるときにはほぼ高倉健になっていたことが懐かしい。

 でも、映画を観ることはいいですね。どんな映画でも作った人には「思い入れ」がある。だから映画っておもしろいなぁと何時も感じるのであります。

   映画館出る時ボクは健さんに憑依されてた時があったぞ


集団的自衛権行使に向けての法案が国会に提出されるようだ。日本の国会にも提案しないうちにアメリカに約束してきた集団的自衛権行使。いよいよ戦争のできる国への道かもしれない。国会の審議をしっかり見ておかなければいけないだろう。「あの時が日本の変わった時」かもしれないからだ。
そうそう、宮崎駿さんが「辺野古基金」共同代表へ就任したとのこと。これは明るいニュースだと思う。
本日はこれにてブログは終了です。

平成27年度春季秋田県高校野球地区大会の結果(最終日)

【県南地区】
決勝
 大曲工 9-6 角館
※5年連続11度目の優勝

第7代表決定戦
 湯沢翔北 12-1 六郷(5コ)

【中央地区】
決勝
 秋田中央 8-7 秋田南
※秋田中央は25年ぶり7度目の優勝とのことです。

第7代表決定戦
 西目 15-2 新屋

【県北地区】
決勝
 能代松陽 4-3 大館鳳鳴
※2年連続2度目の優勝

第5代表決定戦
 能代工 5-1 秋田北鷹

【春季全県大会出場校】 21日からスタート
県南 大曲工・角館・大曲・秋田修英・湯沢・横手城南・湯沢翔北(7校)
中央 秋田中央・秋田南・秋田商・秋田・秋田工・本荘・西目(7校)
県北 能代松陽・大館鳳鳴・大館工・大館国際・能代工(5校)

タイブレークについて・再び

 秋田県高校野球地区大会も明日で終了になる。21日から始まる春季全県大会に出場するチームもほとんど決まった。秋田県は東北地区でタイブレーク方式を最初に導入した。
 そのタイブレークが県南地区大会の初戦(大曲対大農戦)で出現した。おそらく硬式の高校野球公式戦では全国でも数少ないタイブレーク導入の試合だったろうと思う。もちろん東北では初の出来事なのである。
その記事が5月8日付の魁新報紙に掲載された。
大農-大曲タイブレーク

タイブレークの導入のポリシーは
1.選手の負担軽減
2.試合日程の円滑な消化
3.いずれ東北大会で導入されるから秋田県はいち早く実施することで慣れる
4.ただし甲子園につながる秋・夏の各大会では導入しない。また、地区大会でも決勝は実施しない
とのこと。

 さて、初のタイブレーク。記事によると両校の監督は相手の得点に応じて作戦を立てることができる「後攻が有利」と話している。さらに今後導入されることが確実になればタイブレークを意識した練習もしなければならないと語っている。
 確かにそうだろうなぁ。リードされた場合、リードされなかった場合それぞれの作戦は違ってくるだろう。当然のことである。そして練習もいろいろはパターンを想定してやる必要があるのだろう。
 タイブレークを実際におこなった監督の次の言葉はなかなかに重い。
「事前に決められたルールなので結果は受け止める。(でも)3年生の最後の大会になる夏の県大会もタイブレークで勝敗が決められることになったら、いかがなものか」

 いずれ、タイブレークは夏の大会には実施しないことなっている。しかし、将来タイブレークが導入されたら先の監督の思いはどうなるだろう。ボクの予想だが高校野球監督の半数以上はタイブレーク導入には懐疑的な思いを持っていると思っている。まぁ、今のボクとしては「その予想」をアンケートなどで実証することはできないが・・・・。

 高校野球(ばかりではないが・・・)は勝利のために必死に練習している。そこにはフィジカル面、メンタル面そして日常の学校生活の鍛錬が伴う。その結果として勝敗がある。
 だからこそ、勝敗ぐらいは納得ゆく方向でつけるべきだとボクは考えるのである。それが野球というゲームだと思うからだ。特に日本の高校野球はメンタル面と言うか学校生活と密接に関連している。つまり、高校野球は教育の一環である。だからこそ体調面をしっかりとケアする負担軽減だと言うかもしれない。
 でも、選手諸君は最後の最後まで戦うために練習している。当然、負担軽減のために練習の時からフィジカルを鍛える。最後の最後まで死力を尽くせるように・・・・。
 彼らが試合で勝っても負けても将来高校野球に取り組んだことは誇りに思うはずだ。試合のことも一生忘れないはずだ。もし、その試合が「タイブレークで決着した」ということは彼らの心に「納得が行かない気持ち」を永遠に持ち続けるのではないかと思うのである。
 たとえ、それが甲子園に直接結びつかない春季大会であってもである。その大会にしか出場できないあるいはベンチ入りできない高校球児もいるのだ。
 試合で負けた時の悔しさと虚しさは山ほどある。それを乗り越えてゆくことが日々の活動だろう。そんなことが野球には含まれている気がする。ところがタイブレークで負けた時の悔しさや虚しさは質がちがうような気がしてならない。それは「割り切れなさ」ということだ。
 だからこそ彼らに「過酷な」試練を与えるタイブレークは高校野球になじまないとボクは考えている。

 以前、ボクが某高校野球部部長の時に不祥事が連発した。その時に全国高野連の方がたまたま訪ねてこられ部員たちに話をしてくださった。その内容はボクの胸にストンと落ちた。

「野球は他のどんなスポーツとも違うことがある。それは得点の仕方である。他のスポーツはボールをリングに入れたりゴールに入れたり、相手コートにたたき込んだりすることで生まれる。ところが野球の得点はホームベースに自チームの選手を迎え入れて成立する。つまり、野球は人が得点するのである。だからこそお互いにチームメイトを信じて迎え入れる努力をすべきだ」

だいたいこんな内容だった。

 9人のプレーヤーがベンチや部員たちと気持ちを一つにして試合をする。打順の通りに攻撃して味方をホームに迎え入れる。それが野球である。
 延長に入った。さぁ、時間短縮だ。選手の負担軽減だと言うことで、お互いに一番得点できる状態から攻撃するタイブレークが導入されていいはずがない。タイブレークルールは野球の流れを変えるフェアなようでフェアでないなぁと思えて仕方がない。

 ブツブツと書いてきたがこれからの推移を見守りたい。


本日のブログはこれにて終了です。

   延長でタイブレークの新ルール高校球児の思いは「いかん」

 

平成27年度春季秋田県高校野球地区大会の結果(4日目)

【県南地区】
準決勝
 大曲工業 10-2 大曲(7コ)
 角館 8-6 秋田修英

5-6位決定戦(勝者は全県大会出場)
 湯沢 12-7 六郷
 横手城南 7-4 湯沢翔北
※湯沢・横手城南は春季全県出場決定

【中央地区】
準決勝
 秋田南 12-1 秋田(5コ)
 秋田中央 5-0 秋田商

5-6位決定戦(勝者は全県大会出場)
 秋田工 7-2 西目
 本荘 7-6 新屋
※秋田工・本荘は春季全県大会出場決定

【県北地区】
準決勝
 能代松陽 3-2 大館工
 大館鳳鳴 4-0 大館国際

第5代表決定トーナメント1回戦
 秋田北鷹 7-0 二ツ井(8コ)
 能代工 7-4 能代
  

ツツジ満開

昨夜の大宴会明けの今日は塩釜経由で仙台に来ている。

仙石線の陸前高砂駅の前に中野栄駅がある。何気なく座席に座っていたら、頭上から声がする。
「H雄センセー!」
ムムッ、オレの名前を苗字でなく名前を呼んでいる人がいる。こんなところで知っている人物はいるはずがない。と、思って上を見上げると見たことのある若い女性がニコニコしている。
「M川ですヨ」
昨年の3月に卒業した子である。すぐに分かったのである。
「オーッ、久しぶりだねぇ。どうして、この電車に?」
「先生こそ・・・」
仙台の専門学校に通っていて2年目になり仙台アウトレットにインターンシップで中野栄駅に来たとのこと。こんな会話をして、ボクが次の陸前高砂駅に降りるまでの一区間を高校のことなどを話した。
この瞬間の出会いって、ある意味奇跡だなぁと思いながら・・・・、
不思議なことがあるもんですね。

陸前高砂にある病院前にはツツジが満開になっていた。


そんな仙台でした。

平成27年度春季秋田県高校野球地区大会の結果(3日目)

わかる範囲です。
【県南地区】
準々決勝
大工7ー0 湯沢(7コ)
大曲7ー0 六郷(7コ)
秋田修英 4ー3湯沢翔北
角館10ー0 横手城南(6コ)

【中央地区】
準々決勝
秋田4-1西目
秋田中央3-1新屋
秋田商業8-1本荘(7コ)
秋田南2-0秋田工業

「何か」を肴にして・・・呑む会

 先日ポナペに行ってアマチュア無線の運用をして先日帰国したV63DX氏と、現在東京で活躍しておられるJA1ADT氏が帰郷されると言うことで歓迎会と言うよりも秋田弁で言う「二人にカンチケタ」酒飲み大会が昨夜秋田市内某「千年の宴」で開催された。要するに酒を呑む口実を作って呑むべいうことなのである。
 題して『JA1ADT&V63DXを肴に・・・語る会』そこに参加したメンバーである。
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 メンバーなんて気楽に書いているが大先輩たちばかりである。そして、素晴らしい技術者たちばかりなのである。
 そして何ということでしょう。ボクの向かいに座った方は80歳。元気も元気,ビールをカポカポ飲むのですねぇ。ボクもそうなりたい。
 帰りは途中の駅まで一緒に電車に乗った大先輩のおかげでエスカレーターに脚をひっかけることもなく無事神宮寺駅までたどり着いた。良かった良かった。イヤー、オモシレガッタ。

9条の缶バッジ?

壇蜜さんがサンジャポで「9条」のバッジを着用?

 こんな内容の記事がネットのニュースに掲載されていた。それに対してネットでは壇蜜は反戦だとか、もうテレビには出られないなど喧しいらしい。
 どうでもいいだろう。まったくなぁと思いながらその「9条」のバッジを見たら,以前流行ったピースマークに「9」をアレンジしたものとのこと。非売品のようで「9条とピースマークを結びつけた」という話もあるらしい。
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 壇蜜さんは好きでも嫌いでもない。ファンでもないのだが、このシンプルさで9条の改憲に反対する意思表示ならボクは良いなぁと思う。

 昨日から国会では憲法改正についての論議が始まったとニュースで述べている。ところが自民党は9条を変えたくて仕方がない。ところが、それを真っ正面から国民に提示すれば国民から反発を買うことは目に見えている。そこで、大災害時に国会議員の任期延長などを規定する「緊急事態条項」や環境面の整備など国民が納得しやすいところから着手しようと言うことを打ち出した。
 自民党の本音は9条を改悪して戦争のできる国にしたいのだが「とりあえず改憲をしてみようよ」という姑息な手段に出ようとしている。
 このことを民主党の長妻さんは「お試し改憲」と非難している。ボクは改憲なんかする必要が無いと思っているのだが、長妻さんの話は納得できるのである。

 今朝の朝日新聞の解説によれば、自民党は2年前に憲法改正の国会発議のハードルを3分の2以上の賛成から過半数に下げる96条改正論を持ち出した。ところが「裏口入学」と批判された末に撤回したことがある。9条改正の本丸をにらみつつ、とにかく改憲したいとばかりに「お試し改憲」を進めるならば、その二の舞になるだろうと述べている。

 少し話は違うが・・・。大新聞には全く書いていないオスプレイ17機を日本に売りつけると言うことがアメリカで決まったとのこと。しかも、その値段が当初の想定価格の2倍以上の3600億円とのこと。政権が危険な飛行物体オスプレイの押し売りを唯々諾々と引き受ける無神経さに呆れてしまう。
 しかも、そのオスプレイを「緊急事態条項」にあてはめようと考えているとの話もある。先日、沖縄の方に聞いたのだがオスプレイはホバリングする時に地上に排気する熱気の量はハンパではないと言う。ヘリコプターのような救助には使用できないらしい。使えるのは兵隊を乗せて飛行機として遠くに飛んで行くことくらいとのことだった。つまり、普通の飛行機としての役割しか無いとのことだ。
 こんな飛行物体に一機210億円もの費用を投入しようとしている。日本のお金はアメリカの軍需産業ブラックホールに吸い込まれて行くことになる。

 教育は大切なものと政策で述べている。ところが財務相は教員を4万人も減らそうとしていることが報じられている。減らした教員で浮いた金は780億円。つまり、オスプレイ4機分にも満たない。

 「それ」と「これ」は違うベ。と、言われるかもしれないが根っこは同じである。

 国民も政権のやり口を少しずつ気づき始めていることは確かだと思う。改憲の賛否が同数くらいと言うのがそれを表している。だから、あきらめちゃいけないってことだ。

 そうそう、非売品の「9条缶バッジ」売ってないなら作ってしまえ。
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と、言うわけでついでに孫たちの缶バッジも作ってしまいました。これをリュックにつけて歩くことにしよう。欲しい人いるかなぁ。


今宵は秋田市内で一杯。
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