立川談春落語会


合格祝い

 ボクの知人が採用試験(秋田県ではありません)の一次を通過したとメールが届いた。良かったなぁ。まぁ、これからが本当の勝負なんだろうけれど、とりあえずファーストステップだ。
 イタリアトマトが赤く熟している。お祝いに収穫して塩をつけて食べよう。まずは、おめでとう!良かった良かった。
 それにしても秋田から優秀な人材がどんどん流出してゆくなぁ。これ実感。

  トマトにも意志があるのか友人の合格祝い美味さ増幅


立川談春

 昨夜の秋田行きは立川談春の落語会だった。文化会館の小ホールで開催された。

 昨夜文化会館では大ホールで同じ時間帯に「the GazettE」とかいうバンドが演奏会をやるらしい。文化会館の駐車場に車を入れようとしたらビジュアル系の模様をほどこしたどでかいトラックが2台プラス大型トラック2台,計4台が駐まっている。髪の毛の長い若者たちが数名トラックの両サイドに大きく印刷されている。若い女の子たちがトラックを写真に収めている。
 文化会館のホールにはほっぺたにキラキラ☆マークをつけたたくさんの女の子たちがチャラチャラと目を輝かしている。アレッ、会場を間違えたのかなとチケットを見直したら間違いない。こっちの落語会は小ホールである。
 それにしても日本の伝統芸とも言える落語とハードロックの組み合わせ。すごいですねぇ。

 立川談春。立川流の正統派とでも言うべき、とても歯切れの良い落語家だと思う。

 昨夜はまず最初に談春の弟子である前座の立川春太の「かぼちゃ屋」だった。落語につきものの与太郎噺。
 20歳(はたち)になった間抜けな与太郎。叔父さんに生計をたてるために無理矢理「かほちゃ屋」にさせられる。売値に掛け値をつけて売ることを「上を向いて売るように」と「符帳」で言われた与太郎クンの噺である。
 まぁ、良かったと思います。

 そして、いよいよ真打ち立川談春の登場。
 その一。噺のまくらで相撲と野球賭博の関係や「the GazettE」の演奏会でジャンプする縦乗りの騒音のことなどを話す。そして、本題の噺は「不動坊」に移っていった。

 長屋の利吉さんは堅実な小金持ちの男。利吉さんに大家さんが長屋のお滝さんと言う人との縁談を持ってくる。この小滝さんは講釈師不動坊火焔の女房。美人でしっかり者で長屋中のあこがれのマドンナ。ところが不動坊は地方巡業でお滝さんを残して突然死。未亡人になったお滝さんは途方にくれる。しかも多額の借金のあることもわかった。
 そこで大家さんは困っているお滝さんのために,利吉さんに借金を払ってくれることを条件に縁談をもってきたのである。もともと長屋のマドンナであったお滝さんに岡惚れしていた利吉さんは欣喜雀躍。すぐにOK。その晩に婚礼を済ませることなった。で、その縁談に嫉妬した長屋の若い衆が嫌がらせにかかる。まぁ、こんな噺ですね。
 とても良い演出で楽しめた。

 10分ほどの中入りをはさんでその二が開幕。まくらを省略してすぐに「木乃伊取り」の噺に入った。
 落語の世界は「飲む、打つ、買う」がほとんどと言ってもいい。要するに男の願望をくすぐるような噺である。この「木乃伊取り」は吉原の遊郭噺とでも言える内容。
 大店の若旦那が吉原の「角海老」に入り浸って帰ってこない。父親の旦那が勘当だと騒ぐがおふくろさんが中に入ってなだめる。ついに、番頭を迎えに出すが番頭も入り浸ってしまう。近くの大工の頭領を迎えに出すがこれもまた・・・。木乃伊取りが木乃伊になってしまう。
 そこで、登場するのが田舎者で腕っ節の強い飯炊きの清蔵。角海老に入って若旦那を帰そうとするのだが・・・・。さぁ、どうなるでしょうか。

 噺を聞きながら、それとなく周囲を見回すと居眠りする人が結構いたなぁ。「木乃伊取り」は派手さのない噺かもしれない。でもボクには面白かった。

 小ホールは微妙に低周波のドンドンドンという音が響いていた。間違いなく「the GazettE」の演奏会場からである。色々な意味でなかなか楽しめた落語会であった。
 この文化会館小ホールは秋田県高校野球夏の大会抽選会で使っているので、懐かしかった。何度も来ていたが緞帳に勝平得之の獅子舞が刺繍されていることを初めて知った。

 立川談春は独演会があればすぐにソールドアウトになる落語家と言われる。それを久しぶりに聞けた。良い落語会だった。もう少し音響がなぁ・・・。


【本日のワイルド・メモ】ツバメ・ムクドリ・カラス  



本日は新聞休刊日。さびしいですねぇ。これにて本日のブログは終了。
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